マルーンの部屋

東海、関西地方の鉄道とバスのブログ

留置、折り返し車の集うJR熱田駅

前回は117系についてでしたので、

ついでに117系が当時大量にたまっていた

熱田駅について書こうと思ったわけです

 

多少前回の記事と被るところがありますが

ご容赦ください

 

愛知県初の鉄道として

(東海道線建設の材料を港から送り込む路線)

武豊ー熱田間ができたときに終着点として開業しました

 

東海道線が開通した後も、

熱田神宮の前ということで、快速や一部の急行も停まり、

カートレインも発着する立派な駅でしたが、

 

金山駅開業によって、状況が一変

見事普通列車のみ停車になってしまいました

 

しかし、普通列車のみ停車の今も広い構内を持ち、

JRだけで見たら、よっぽど金山より立派です

 

駅舎側から片面ホーム(使用中止)に接する1線、

ホーム無し中線、下り島式ホーム(1,2番線)、

上り島式ホーム(3,4番線)、

 

金山方からのみ入れる行き止まり式の留置線2線

(ホームと平行に配置のため熱田駅ホームからの直接入線不可)

となっています

 

名古屋駅から見てみると、

東海道線上り方向は折り返し、留置設備がなく、

尾頭橋、金山ともに棒線駅

 

はじめて折り返し、留置、待避ができるのが

熱田駅となっています

(下りで見ると金山、名古屋への最後の待避線)

 

ダイヤ上では金山よりもよっぽど重要な駅です

また、中線、1番線、4番線の各副本線は有効長が長く、

(名鉄神宮前駅のところまで続く)

 

ダイヤ混乱時の貨物の

待機場所としても使われています

 

そのような重要な役割を持つため、

熱田駅で待避する定期列車がないように

設定されています

 

少なくとも下りは笠寺で早めに待避、

上りも笠寺まで逃げ切るルールです

 

駅舎から最も離れた名鉄線寄りにある2本の留置線は

前述の理由により、名古屋駅上り折り返し線としての

機能を持っています

 

しらさぎは一部を除き、

ここまで引き上げて、車内清掃を行います

 

入線時の写真

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台風によるダイヤ乱れで、偶然にも2本並んだ状態

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また、ラッシュ時の名古屋始発、終着列車の折り返しにも

使われます(金山始発もあり)

 

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また、最近はリニア工事のため、

名古屋駅東海道線の線路が1本使えず、

窮屈になったため、

一部の特急ひだがこの留置線まで来て、

時間を見計らって出発します

 

そのためひだとしらさぎが並ぶこともあります

 

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駅舎寄りの2本の線路は311系、313系の

留置場所として使われています

311系率が高めです

 

また、武豊線用の神領区の313系も来ます

かつては117系が(涙)(前回参照)

 

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くわしくは存じ上げませんが

この使用停止中のホームが

カートレイン用だったらしいです

 

ちなみに名古屋寄りは

ホームの向かい側にも線路があった痕跡があります

 

線路の逆側は現在月極駐車場になっていて、

向かい側の留置車両とともに現在このホームは

カーとトレインになっています(寒っ)

 

 

最後に熱田駅の重要性を示す写真を一つ

 

手前から試運転折り返しのキハ85、

折り返し車内清掃のしらさぎ681系、

遅れの上り貨物(4番線)EF66です

(この貨物は4時間後に見た時もいた)

 

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