前回に引き続き、今回もしらさぎについて
JR東海の在来線用車両は良くも悪くも
ステンレスの銀色にオレンジ色という
色を基軸とした統一感があり、
また車両にも似たようなところが散見され、
「JR東海ファミリー」を感じます
それによって、多種多様な列車が集う
メインターミナルの名古屋駅でもごちゃまぜ感がなく、
整然とした感じでまとまっているように感じます
そんなJR名古屋駅で文字通り異彩を放つのが
白色に青と燈色の細いラインをもつ
JR西日本所有の681系、683系です
北陸特急の金沢行きしらさぎに使われています
また、名古屋口では間合い運用として、
大垣と名古屋の間を
ホームライナーとして運転しています
(朝 名古屋行き 夕 大垣行き)
JR東海の管内のみで完結する列車となっています
朝夕を除き、JR東海へは2時間に1本の
乗り入れで、すべて名古屋行き、始発です
昼間時名古屋駅では偶数時48分に到着、引き上げ、
車内整備後奇数時48分に発車が基本パターンです
なお、空いた偶数時48分発は特急ひだが
基本的に入り、スジを埋めます
名古屋駅に姿を現すのは上下合わせて毎時1回ですが、
それ以上に存在感は強く、
ステンレス地の車両の中に白色の車両であり、
ホームにいるととても目立ちます
名古屋では意外と新幹線に間違われることも多いのです
これ、本当なんです
JR東海管内では意識的に消してるようで、
わざと強く踏んで、「ビー」という大音量で、
音楽を消しています
踏みが短いと後半の音だけ聞こえたりもします
というかしらさぎに限らず
元々JR東海は強く踏む人が多く感じます
なお、名古屋は関西ほど鉄道ファンにやさしくはないので、
JRも名鉄もあまりそういうのは
期待しないほうが良いでしょう
逆に名鉄は撮影しているのを見かけると
わざとミュージックホーンを
切ることも多々ありますので、注意を
そして、しらさぎの車両には3種類あります
写真左は、はえぬきの681系
最初からJR西日本所属です(0番台、W編成)
当時は車体横のロゴマークの違いがありましたが、
しらさぎ用となった今では剥離され、
車番以外では判別できません
写真中は元北越急行車の681系で、
当時は赤色で目立った塗装でした
こちらは2000番台N編成とされ、
6両+3両の2セットの少数派です
写真右は唯一の683系(前回記事参照)
6両+3両の1セットのレアキャラです
会えたらラッキー
元北越急行車、8000番台で
編成記号は681系2000番台の
連番、N編成です
名古屋駅で撮影しているとついつい、
この白いボディーにひかれて、
4番線(しらさぎの到着、発車ホーム)に来てしまいます
金沢行きなのだけど、この列車に乗ると
大阪に帰れそうな気がするのです
新幹線が敦賀まで来ると、
もしかしたら廃止になるかもしれない
名古屋行きのしらさぎ
その時はしらさぎ用681系も
お役御免になりそうです
悔いのないように名古屋駅に限らず、
JR東海管内での雄姿を見ていきたいと思います
もちろんミュージックホーンは鳴らさない