前回、大阪の地下鉄のうち第三軌条の各線の
車両についてでしたが、今回は唯一の普通の鉄道である
(架線があって、リニアモータではないという意味)
堺筋線についてです
仕様は直通先の阪急に合わせており、大阪市営地下鉄初の
第三軌条ではない地下鉄となりました
と、なってはいますが、
完全に阪急に合わせたわけではなく、わずかにですが、
阪急も車体寸法を直通開始時に変更しています
そのため、堺筋線乗り入れ前にできた2300系は
最後まで堺筋線に入ることはありませんでした
2300系は堺筋線乗り入れ仕様よりも
細く、長い車体で神宝線にも入ることができました
(後年のステップ取り付けにより入線不可)
というわけで、現在京都線の車両が神宝線に
入れ(でき)ないのは堺筋線乗り入れ仕様のためなのです
神宝線用が幅細で京都線用が幅広ですが
神宝線は中津駅のためにこれより幅広にできず、
そういうわけで現在に至るまで、車体の統一が
なされていません
おっと、話が大幅にそれました
今回は堺筋線用市交車66系です
左が前期車(VVVF-GTO)で
右が後期車(VVVF-IGBT)です
車体も少し違いますね
なお、前期車の方向幕はもともと行先のみでしたが、
種別付きに変更されています(前、後期車とも1本幕)
個人的には後期車のほうが好きなのですが、
前面上部の銀色の部分がだいたい
汚れているのがどうも・・・
N700系やEF210にも言えますが
66系は新20系と同世代なので、
前期車のリニューアルが始まっており、
足回りや内装など大阪メトロ(市交)らしい
リニューアルになっています
柔和な感じになり、きれいらしくなりました
名古屋の地下鉄は足回りと車内案内表示しか
リニューアルしないっすからね
うらやましいですよ
おまけ
後発の地下鉄路線でありがちな
「将来を見通した」はずのホーム
千日前線にて