一体運行の両線合わせて、
かなり規模の大きな地下鉄路線の部類に入りますが、
車両的にみると、2代目にあたる
2000形のみで運転されています
大阪地下鉄の新20系に似ている感じがします(特に側面)
世代的にもほぼ同じなので、
当時の流行スタイルだったのでしょうか
36編成の大所帯で
名城、名港線の全ての営業列車が
この車両で運転されています
単一形式のみが走る路線はなかなか
魅力が薄れがちになってしまいますが、
少し製造途中での変化もあるので、
見ていきたいと思います
まず、外装
ぱっと見は同じ2000形ですが、
微妙に帯の色が違うのが
お分かりいただけるでしょうか
右のほうが紫がかっています
27編成までは左の帯色で、
28編成以降が右の帯色です
見比べてみないと気づきませんね
車内を見てみると
同世代の東山線用5050形と同じく
途中からドア上にランプ付き路線図案内が
設置されるようになりました
ふつうの板の案内を装備する前期車は
更新工事後も取り付けられることはなく、
現在もこの違いが残っています
ラインカラーと座席色の関係は
あったりなかったりするのが名古屋市流
この場合は「関係なし」ですね
地下鉄にしては
前面展望がなかなかよかったですが、
改造で右側は封鎖、左側はガラスが縮小され、
スモークガラスになりました 残念
現在は改造されてVVVF-IGBTになった車両と
まだGTОのままの後期車が共存しています
2000形は中間更新にあたる時期にあるので、
現在はバリエーションが少し増えています
いつも同じで代わり映えのない名城、名港線ですが、
ホームドア、ATO運転という変化が
いま、熱いです
<余談>
2000形はデザインを意識して
作られた車両で、
車番がとても小さく押しやられています
それも前照灯の下
車番鉄にとってはかなり厳しいものがあり、
きれいに撮ろうとすると、
かなり、難易度が上がります
とくに進行方向で撮ると、減光してくれない限り、
車番がまともに写ることがなく、
ひどいとこのようにそもそも
ブレて写るという撮りにくい車両で
いつも頭を悩ませています