近鉄株主優待、鈍行で行く 大阪―名古屋(1)
全く気乗りしないものの、
名古屋に帰らなくてはならないので
行きと同じく、名古屋の金券ショップで購入した
株主優待券を使い、帰ります
(行きはこちら)
難波は人が多そうなので、
コロナを気にしてやはり鶴橋から乗車
一度改札を出て、また入りなおし
(もちろん駅時刻表は入手)
やはり大阪上本町地上ホームは
どちらも大きなターミナル駅なのに
違う方のホームがにぎわっていて、
頭端式の広いターミナルが閑散としている感じです
このようになってしまうのでしょうか
(高野線があるからだいじょうぶかな)
急行以下の大阪線列車を主体に
難波に行けなかった伊勢行き特急が
時々遊びに来る感じですが、
静かでコロナ渦では落ち着く感じです
行先表示がぼんやりしていますが、
行きの電車が折り返し五十鈴川行きになったので
てっきり五十鈴川行きは同じホームだと
思っていたのですが大失敗
ホーム根元まで戻って、写真真ん中の急行に乗車
(ホームの途中に階段がなく、
根元まで戻らなければならないのがつらい)
およそ2時間お世話になる車両です
写真にあるように伊勢方は2610系4両編成
名古屋線だと2610系は改造LCカーなのですが、
青山越えをするのでトイレはついていますが、
ロングシートは少しつらいところです
(JRで転クロに乗りなれているから)
はずれ感が強く乗ろうとすると、
びっくり大阪方は1420系でした
何がいいかっていうと
この車両は近鉄のVVVF制御の試作車なのです
よって、1420系は
この1421Fの2両1編成のみの存在です
試作車ということで
量産車が出てからも、万が一の故障を考えて、
青山越えをしない近距離運用に限定されていましたが、
更新されてからは遠距離運用にも入るようになりました
VVVF車なのに鋼製かつ裾絞りのない車体です
レアですね
他のVVVF車では取り外された
VVVFマークもこの編成だけ存置されています
運転台と車内です
ふつーの近鉄電車です
B更新車にはおよばないものの、
関西の鉄道会社らしく
比較的きれいな車内を保っています
自分としては、行きに偶然
名張の電留線ですれ違ってからの再会です
優先席ではない側の上本町方先頭に陣取り、
(列車の最後部)大阪上本町を出発します
上本町出発時点ではスカスカで
先発していった普通よりも空いていましたが、
鶴橋でかなり乗り込み、
席が半分強埋まり、走り始めました
14時ごろの都心出発の急行としては
妥当なラインでしょうか
行きの上本町行きよりかはスピードにのって、
五位堂で特急の通過待ちをしながらも
主要駅で客を少しずつ降ろし、大和八木へ
ここで京都、奈良方面からの客を受け入れるため
少し持ち直して、桜井へ
桜井を出ると、鶴橋到着前くらいに
乗客の数は落ち込み、各駅停車の区間に入ります
名張で特急2本待避
片方は新型の「ひのとり」でした
この名古屋―大阪往復で何度も「ひのとり」と
すれ違ったり、追い抜かれたりしましたが
だいたいの列車で満員のような感じで
さすが、新型車両のすごさを感じました
いずれこのブームが落ち着いたら
ぜひ乗ってみたい車両です
そうこうしているうちに名張を出て、
安定で空っぽの電留線を横目に青山町
青山トンネルを
もうすぐ50歳になる抵抗制御2610系と
VVVF試作車1420系が協調して走り抜けます
東青山につくと伊勢中川はすぐそこ
伊勢中川で2時間お世話になった
1420系から降車しました
(2につづく)