<この文章は半年ほど前のものを再構成したものです>
国鉄が分割民営化され、
東海は211系、213系を、西日本は205系を
国鉄車ほぼそのままで作り続け、
しばらくしてから完全自社開発の車両
それぞれ311系、221系を作りました
その後両方とも打ち切られ、
313系、223系という会社を象徴する
大量製造の車両に移行しました
その、国鉄からJRへの過渡期、
脱皮中にあたる311系、221系
共通点も多く、どことなく内装も似ている両者
しかし、221系は足回りを除き、
新車並みのリニューアルが完了
方向幕のフルカラーLED化も佳境となり、
まだまだ関西の第一線で活躍しますが
311系は・・・
今回はその311系についてです
日中は普通運用ですが、ラッシュ時になると
特別快速以下多様な種別、行先で活躍します
(昼間の普通で豊橋、岡崎行きは
よく見るけど大府行きはない気がする)




大垣所属の4両編成は
311系、313系0番台、同1000番台の
3種類がありますが、
それぞれ全て運用が分かれています
ただ、代走なども時々あり
313系と311系の併結もあります
311の問題点として挙げたいのは
M車とT車のバランスです
311は米原方からTc-T-M´-Mcとなっています
313のようにM車1両で
回路が完結してそれが2両という形ではなく
(313の4連はTc-M-T-Mc)
2両のM車がセットなので(当時の技術的に仕方ない)
基本的にはM車が隣り合わせにする必要があり、
(阪急など例外あり)
313のような組成にはできなかったのです
また、当時は国鉄のマイナスイメージにより
乗客数も減少の流れだったため
もしものために、中間車を除いた
3両編成でも運転できるようにしたい
そのためモーター、運転台、パンタなど
必要機器を持たない中間車が必要とされました
この2つの条件により
この組成にせざるをえなかったそうです(仕方なく)
残念ながら、特にTc車においては2両も後ろ(前)から
突き上げたり、引っ張られたりすることとなり、
ちょっと乗り心地が微妙です
連結器の近くではずっとキーキー音が・・・
このひどさが313の5000番台で
車体間ダンパが作られた一つの要因ではないかと
ただ、5000番台の良さのために
311のひどさが際立ってしまう部分も・・・
また、個人的に外から見ていると
高速走行で1パンタは少し心配になってきます
(いらんお世話ですが)
「がんばってるなあ」って思ってます
311はとても優れた車両です
そしてJR西日本の言葉を借りるなら「もったいない」
そこでぜひ、JR西日本に譲渡してもらって、
新車のエアポケットの岡山で走らせてほしいなあと
(できれば221並みのリニューアルをして)
岡山でなら、T車を抜いた
3両にもできる311はうってつけだと
311系の開発者の考えていた可能性が
岡山で現実となればすばらしいと思います
(3両になれば乗り心地も改善)
岡山県知事あたりがお金を寄付すれば現実的かも・・・