マルーンの部屋

東海、関西地方の鉄道とバスのブログ

名鉄6000系列特集⑥ 運転台を見る③

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名鉄6000系列特集回の第6回です

前々回、前回から引き続き、

6000系列の運転台についてです

 

前々回はこちら

(6000系前期車=前面貫通型)

名鉄6000系列特集④ 運転台を見る①

 

前回はこちら

(6000系後期車、

6500・6800系前期車=鉄仮面型)

名鉄6000系列特集⑤ 運転台を見る②

 

 

今回は6500、6800系の

後期型である金魚鉢型です  

 

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金魚鉢のうちでも前半のドア窓の上広めタイプです

 

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6500系も6800系も編成両数の表示以外

ほぼ一緒なので、代表として6500系の写真です

 

(6500系の場合、写真の6800系では空いている

速度計の右のポジションに鉄仮面の時と同じような

「非常走行」と書かれたスイッチがあります)

 

 

モデルチェンジ前である鉄仮面型(下写真)

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に比べてきれいらしくなった感じです

黒塗装がなかなかいい感じです

 

また、写真からはわかりづらいですが、

運転台のスペースがかなり広くなっています

 

これまでの鉄仮面や前面貫通型は

「計器類が前面にひっついている」感じでしたが、

金魚鉢型は「自立している」感じです

 

また、運転台の右の部分から車掌台にかけても、

これまでより多くの機器が搭載されています

 

これまでと同じツーハンドル車ながらも、

運転台の構造的には現在の車両に

かなり近づいてきた過渡期の車両のように思えます

 

2枚の写真が並べてありますが、

「車炎付き」プレートの有無の違いです

 

現在、車炎はどの車両でもついているので(多分)、

あってもなくても変わらないものだと思われます

 

 

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このタイプにも派生形がありまして

尾西・豊川ワンマン対応の車両です(6800系のみ)

このタイプの車両の後半の車両が指定されています

 

6000系(三河御嵩蒲郡ワンマン車)の時と

同じように左側にワンマン設備が搭載されています

(自動音声装置とマイクなど)

 

また、速度計の右側は前述の通り、

6500系の時のみスイッチがあり、

6800系の時は空いていましたが、

その空間を生かして、

ワンマン・ツーマン切り替えスイッチがあります

 

 

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最後に6500系、6800系の

ラストグループにあたる

金魚鉢ドア窓の上狭めタイプです

 

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このタイプの基本形です

 

なお、このタイプの6800系は

全車が尾西・豊川ワンマン車なので、

基本形は6500系のみに存在します

 

先ほどの車両よりもさらに計器盤が大きくなり、

ランプも2段構成になりました

 

ここで地味ぃーな変化がありまして、

抵抗制御の6000系が

回生ブレーキ付きの6500、6800系に

移行したときからずっとついていた

回生ブレーキ搭載車の証である「回生付」の

プレートがついに消えました

 

最初のころは抵抗制御6000系と同じような

運転台で紛らわしかったですが、

さすがにわかるだろうということでしょう

 

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そして、このタイプの全6800系が該当する

尾西・豊川ワンマン対応車です

 

相変わらずブレーキハンドルの台が青と白とあります

どういう違いなのかもう全く分かりません

 

基本形に追加で先ほどの車両と同じ

ワンマン対応の設備がある感じです

 

 

さすがにここら辺になってくると、

改造のシールがベタベタということにはなっておらず

元からのデザイン性もあり、すっきりした感じです

 

このタイプの運転台がが次に新造される

VVVF車である3500系にも

ワンハンドルになるという変化はあるものの

受け継がれていきます

 

ちょうどこのあたりが進化途中といった感じです