マルーンの部屋

東海、関西地方の鉄道とバスのブログ

名鉄6000系列特集⑦ 方向幕について①

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名鉄6000系列特集も最終の話題となりました

 

(名鉄6000系列の説明については

名鉄6000系列特集① 車両の変化を見る

をご覧ください)

 

(前回はこちら

名鉄6000系列特集⑥ 運転台を見る③)

 

今回は次、次々回と3回にわたり、

方向幕についてのお話です

 

 

今回(とその続き)は

どうでもいいわりに結構めんどくさいうえ、

自分の憶測がかなりを占めている文章で

中身の保証もできないような(いつも保証してないけど)

代物なので、ご注意ください_(._.)_

 

 

さて、この写真

2+2+4の名鉄最長の8両編成です

 

方向幕は当然全車「急行 吉良吉田」に

なっているべきでしょう

(切り離しうんぬんは置いておきます)

 

しかし、そのようにはなっていません

実際を見てみると、前2両と後4両は

ちゃんと表示されています

 

しかし、真ん中2両は側面含めて白幕です

なぜでしょう

というのが今回の議題です

 

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今回の登場人物は3チーム5人?です

 

①前面貫通型と鉄仮面型のうち横方向幕なしタイプ

(写真右上、左下)

②前面貫通型と鉄仮面型のうち横方向幕ありタイプ

(写真左上、中下)

③金魚鉢タイプ(全車横方向幕あり)(写真右下)

 

この3チームそれぞれ

方向幕の作動の仕組みが異なっています

 

 

まず、①

 

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彼らは側面に方向幕を持たないので、

方向幕は両先頭車にしかありません(マジです、今時)

 

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この写真にあるように運転士さんは

方向幕の確認用の小窓をのぞきながら

右手でスイッチを押し続けています

(この場合、目的の幕は「普通佐屋」)

 

目的の幕になるまで手動で押し続けています

早回しとゆっくりの機能があるようですが

かなり大変そうです

 

そんな旧式なので、運転室にある設定器では

自運転室の直上にある方向幕しか設定できません

 

なので、幕を変えるときは、運転士、車掌共に

それぞれバラバラに設定をします

 

なので、このタイプの車両は運転室に

便乗者、もしくは監督者がいない限り

前面方向幕が変わらないまま、入線します

 

こいつは面倒です

 

 

続いて②

 

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このグループには側面にも幕がついています

側面の幕一つ一つを回しに行くわけにはいかないので、

編成丸ごと設定できるようになりました

 

なので、車掌が設定をすると、側面も先頭も連動するので、

運転士が行先幕を変える必要はなくなりました

 

しかし、落とし穴が・・・

編成内は連動するものの、

他の編成と連動する機能はついておらず、

他の編成に車掌が乗っている場合は連動しません

 

「自編成内は統一されているが、

他の編成には指示も出さず、言うことも聞かない」

といった感じです

 

 

最後に③

 

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こちらは完全形です

(これが普通だと思うのですが・・・)

 

側面含め編成丸ごと連動+他編成とも連動します

(①、②のタイプが相方の場合は当然連動不可)

 

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このタイプは自動で動いてくれるようで

運転士さんは設定器の前を離れています

 

(この場合も「普通佐屋」にしたいので、

幕はまだ動いています)

 

 

ご理解いただけたでしょうか

 今回はここまでです

次回はこれらのタイプが併結したときのお話です