マルーンの部屋

東海、関西地方の鉄道とバスのブログ

名古屋市営バス 特等席解放!!!

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新型コロナウイルスによって、

「変わってしまった」モノ、コトは

いっぱいありますが、

 

路線バスでは「最前列座席の使用禁止」が

全国的に広がりました

 

確かに、前輪タイヤハウス上にある

最前列の「特等席」は運転士とも近く、

乗客の乗り降りの動線に非常に近くなっています

使用禁止となるのもしょうがない感じです

 

しかし、この席は言わずと知れた特等席

なので今回の解放はとても喜ばしいですね

 

ただ、なぜこのタイミングなのかは謎ですが

 

 

ここで終わってしまったら中身が

薄っぺらいですね

延長戦です

 

そもそもツーステップバス時代は

客席の床が高めだったので、

あんまり前輪タイヤハウス上の席は

ただの「最前列」というくらいでしたね

(それでも特等席ですが)

 

しかし、ワンステップ、ノンステップと

低床化が進むと相対的にタイヤハウス上は

位置が高くなってきて、

最前列かつ高い位置から見られるという

現在のようになりました

 

 

しかし、弊害もあり、

2年前に起きた神奈中バスの事故など

記憶に新しいと思いますが、

 

高齢の運転士は重傷で生きているのに、

右前輪タイヤハウス上の席に座っていた

高校生が亡くなっています

また、左前輪タイヤハウス上の

高校生の母親も重傷を負っています

 

見た感じ、客席の中で最も危なそうなところ

ということはすぐに想像がつきますが、

事故の場合によっては運転席よりも

危険な席とも言えてしまいます

 

高さが高いことや背もたれが低いこと、

シートベルト、エアバッグがないこと、

目前に透明な板や広告掲示板などがあることが

運転席よりも危険な原因でしょうか

 

また、このような交通事故でなくても、

位置が高いこともあり、

車内事故が起きやすい席、

また使いづらい席でもあります

 

たしかに名古屋市営バスでも

比較的年齢層が高めの地域巡回バス

(コミュニティバスのようなもの)では

「特等席」が空いている確率が高いです

(乗車率を考慮しても)

 

一方、「自重したほうがよくない?」って

思ってしまうようなご老人でも

無理して「特等席」に登ろうとする人はいます

(他の席が空いていても)

 

このような場合で

その人が落っこちてケガをした場合でも

運転士に責任が出てきてしまいます

(車内カメラで状況は後からでも確認できるが)

 

ひいてはバス会社も当然面倒に巻き込まれるので、

バス会社、バス運転士にとっては

あまり歓迎できる席ではありません

 

(さらに運転士にとっては「監視されている」ような

気分になることもあるらしい)

 

 

そしてついに、新型のいすゞエルガ、エルガミオ

日野ブルーリボン、レインボーでは

左タイヤハウス上の「特等席」が

なくなってしまいました

(オプションで右にも変更できるらしい)

 

一応、理由は燃料タンクがあり、

給油口の位置を高くしたためとなっていますが、

「特等席」が「面倒な席」であることも

かなり影響を及ぼしている面はあるでしょう

 

このこともあり、自分はコロナをきっかけにして、

これから「特等席」の全面封鎖、

または撤去も考えられるかもしれないと

かなりまじめに考えていましたが、

杞憂に終わったようです

 

 

しかし、乗客の安全もさることながら

バス会社・運転士のリスクマネジメントとしても、

「特等席」をなくす方向は正しい動きと言えそうです

 

ここ10年いすゞ車のみの導入となっている

名古屋市営バスでも年々「左特等席」のない

車両が増えてきています

 

現在は「左特等席」がなくなるのが、

潮流となっていますが、

自分は「右特等席」も考える時だと思います

 

危険さは事故の状況にもよりますが、

左も右も危険なことにあまり変わりありません

 

なので、「右特等席」もなくして、

阪神のジェットシルバーにあるような

「ちょい乗りシート」的なものを

タイヤハウス横につければ

いいのではないかと思います

 

自分としても小さいときから好きだった

「特等席」がなくなるのは寂しいですが、

仕方のないことだと思っています

 

 

「コロナで変わったこと」を機に

「バスの特等席」について考えてみました