マルーンの部屋

東海、関西地方の鉄道とバスのブログ

名鉄6000系列の代走特急

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☆今回は、少し前の「名鉄2213Fの意味」の回を

読んでいただけるとわかりやすいと思います☆

 

 

名鉄には「一部特別車編成」という

指定席車2両と自由席車4両の2クラス制の編成を

ほとんどの特急、快速特急で運用しています

 

2213Fができる前は

パノラマスーパー(以下PS)グループ、

2200系グループ共に予備が1しかなく(平日)

 

検査以外に突発的な離脱があると、

首が回らなくなってしまう状況でした

 


なので、このような時に一般車のみの

通常の形式で代走する運用が

あらかじめ決められていました

(PSグループの運用のひとつ)

 

これでPSが故障した場合は、

この運用を一般車に差し替えていました

 

一方、2200系グループが故障した場合は

こちらもあらかじめ

差し替え率1位の運用が決められており、

 

この運用を置き換えるわけですが、

一筋縄ではいかず、この運用をPSに置き換えて、

先ほどのPSの運用を一般車で代走するという

代走の玉突きで対応していました

 

なぜこうなるかというと、

 

空港運用は2200系グループに限定するという

ルールがあり、(荷物置き場の有無、ドアの幅などのため)

空港運用を中心に2200系が先に運用を埋めて、

残りをPSが埋めていくという感じなのです

 

というわけで重要な運用は

比較的2200系グループに集められています

 

なので、特別車が無くなるという事態は避けたいので、

PSで代走させるという処置を採ります

 

この玉突かれる運用は1往復のみ

深夜に中部空港に足を踏み入れる運用で、

この1往復のみ目をつぶってPSを空港に入れます

 

なので、PSの空港行きを見たければ、

この運用の代走が最も高確率となります

 

 

また、PS運用で一般車に置き換えられる運用は

平日の朝夕ラッシュ時の河和線特急運用です

(下り1本のみ津島線直通、上りは津島線内回送)

 

昼間は運用に入らないため、指定席がない列車を

少なめにできるという利点があります

 

また空港や岐阜、豊橋に行かない運用なので、

ブランドイメージ?の低下も最小限です

(河和線沿線の人ごめんなさい)

 

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自由席(一般車)のみの6両編成で代走するため、

指定席(特別車)がなくなります

 

なので、この運用が関わる

河和、内海~名古屋、佐屋間の各特急停車駅には

このような掲示がされます

 

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車両はこのように6000系列の6連です

一応、最高速度が低い6000系は除かれているようでした

 

当時(2019年改正前)は6000系列の

定期特急運用がなかったため、

一部の車両に特急幕がなく、種別が白幕でした

 

このような代走が以前はたびたびありました

 

左の写真なんて今となっては

なんともない写真ですが、

その時はかなり貴重な表示だったんですよ

撮り鉄の同業者の方もいっぱいいました

 

現在は6000系列にも特急運用があり、

特急幕も入れられたので、白幕の方は逆に

さらにめずらしくなっています

 

というのも2213Fが入る前の話

現在は予備が増えたため、

このようなことも起こりにくい(はず)です

 

加えて、ダイヤ改正により、

6000系列に特急運用ができるなど

当時とは状況が変わっています

 

どちらにしろ、

このような代走にならないのが

一番であることに間違いありませんね

 

2年前の代走運用の写真を引っ張り出してみました