マルーンの部屋

東海、関西地方の鉄道とバスのブログ

さようなら 地下鉄鶴舞線3159H

f:id:marunkun:20201016233032j:plain

 

こちらもご覧ください

marunkun.hatenablog.com

 

ついに鶴舞線のアイドル3159Hが

廃車解体されてしまいました

 

 

3159Hについて説明させてもらいますと、

VVVF-GTO搭載の3050形4両の

中間に古いチョッパ車3000形2両を挟み込んだ

鶴舞線唯一の凸凹編成となっている編成です

 

間に挟み込んでいる3000形は

↓この子なので、かなり世代の違いを感じます

 

 f:id:marunkun:20201016233023j:plain

 

 実際の車両を見てみると

 

f:id:marunkun:20201016233043j:plain
f:id:marunkun:20201016233037j:plain

 

ぼこぼこです

都営新宿線にも同じような車両がいたらしいですね

そんな感じです

 

 f:id:marunkun:20201016233050j:plain

 

しかし、新宿線と違うのは

新しい方の車両は普通に作られているということです

早期廃車など見越していません

 

なので、中間3000形の僚車の廃車が始まると

処遇を巡って、様々な予想が飛び交いました

 

廃車解体となった今となっては

完全に意味のない話ですが、振りかえってみましう

 

 

一番現実的だったのは、真ん中2両のみ更新説

 

現在製造中の最新車である

N3000形を中間車2両のみ製造して

組み込むという形です

 

しかし、N3000形はVVVF-IGBT搭載であり、

結局は世代が変わっただけで

また、車体も制御装置も凸凹の編成が

出来上がってしまうという弊害がありました

 

 

続いて、上飯田線異動説

 

車両規格が鶴舞線と同じで、編成両数が4両の

上飯田線に、3000形2両を引っこ抜いた

3050形4両のみ転出させるという案

 

これは上飯田線の車両が3050形と同世代であること

凸凹編成がいなくなるという点はありましたが、

 

上飯田線の車両はわずか2編成所属なのに

名鉄小牧線車両の検査代走時を除き、

常時1編成は車庫に眠っているという状況なので、

(昼間時に限れば運用ゼロ)

追加は完全に不要だったということがネックでした

 

 

続いて、自分が推していた説、

3159Hと同世代の桜通線6101Hと合成する案です

 

 f:id:marunkun:20200413152553j:plain

 

桜通線6101Hは桜通線用6000形の試作車であり、

座席の形状など量産車と違う仕様のところもあります

 

5両編成ですが、試作車部分は4両で、

中間1両はあとから組み込まれた車両なので、

量産車と同じ仕様になっています

 

量産車と同じ運用であり、特に問題はなさそうですが

どうせ3159Hを捨てるくらいなら

試作車で量産車と異なる6101Hを

置き換えた方がいいんじゃないのという感じです

 

桜通線鶴舞線と同じ規格ですが、

鶴舞線は6両編成左運転台、

桜通線は5両編成右運転台という違いがあります

 

そのことを考慮して考えると、

6101Hから中間車のうち

増備車1両と試作車1両を抜き出し、

(2両ある試作車の中間車はどっちかを選ぶ)

 

抜き出した車両にカーテン取り付けなどした上で、

3000形を抜いた3159Hに組み込みます

 

運転台の位置が関係してくるので、

新3159Hは鶴舞線に配属させます

 

そして、桜通線の車両補填のために

鶴舞線N3000形の同型車の

桜通線6050形を製造します

 

こうすれば、鶴舞線桜通線

両線の特殊な編成を同時に解消できます

と考えていたのですが、そうはなりませんでした

 

桜通線6101Hは更新工事を受けて

VVVF-IGBT化されて今も活躍しています

 

結局3159Hはこれらの説のようにはならず、

年上である3000形と運命を共にする形で

不遇な車生の幕を閉じることとなりました

 

しかし、この凸凹編成の3159Hは

強く私たちの心の中で生き続けることでしょう

 

最後に、3159Hお疲れさまでした