マルーンの部屋

東海、関西地方の鉄道とバスのブログ

名鉄の難しさの代名詞 2つの急行岐阜行き

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名古屋駅の複雑さや種別変更など

名鉄の難しさは有名ですが、

「2つの急行岐阜行き」もそのひとつ

 

(一宮経由の順当な)岐阜行きと

犬山経由の岐阜行きです

 

この写真は神宮前駅で撮影しました

 

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神宮前駅の時刻表がこちら

無印の行先が岐阜行きです

 

7:05のところに注目

同じ時間でどちらも急行岐阜行きです

 

大体の可能性ではミスなのですが、

この場合は間違っていません

片方が岐阜行き、もう片方が犬山経由岐阜行きです

 

行先欄のところを経由でも分けろよ

というのが本音ではありますが・・・

 

というわけで最初の写真のような

嫌がらせのような2択ができるわけです

 

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同じ写真ですがもう一度出しておきます

 

この列車を詳しく見ていきます

 

左が河和(知多半島、空港の方)始発の

(一宮経由の順当な)岐阜行き

 

右側が本宿(本線系統、豊橋・岡崎の方)始発の

犬山経由岐阜行きです

 

両方の列車は神宮前で合流し、

複々線で同時出発しますが、

次の金山からは複線になります

 

なので、神宮前で同時発車したところで、

どうせ次の金山でどちらかが待つことになります

 

 

今回の場合は左側の(順当な)岐阜行きが

金山で後になります

 

ちなみに神宮前でも

(順当な)岐阜行きの方がワンテンポ遅く、

犬山経由岐阜行き最後尾がホームを出たくらいで

先頭がホームを出るくらいの

ずれがあることが多いです

 

さらにいうと、このホームに

駅員さんは1人しかいないので、

(順当な)岐阜行きの方の車掌さんが

駅員の合図を重要視する人ならば

もうワンテンポ遅れます

 

という微妙に同時出発でないのですが

時刻表上では同時出発が起こっています

 

話を戻して、

この列車たちを追っていくと

前述の通り、金山で犬山経由が先行するため、

名古屋駅には2分差で犬山経由の方が

先に到着します

 

しかし、終点の岐阜には順当な方が7:49

犬山経由が8:19と

まるっと30分の差をつけて到着します

 

間違えたら大半の人は遅刻です

 

というわけで神宮前から乗るならば

同時に同じ種別、行先の列車が並んでいるけれど

名古屋に行くならば犬山経由

岐阜に行くならば順当な岐阜行きが

先着するという複雑なことになっています

 

おもしろいですねえ

 

参考までにどちらが混んでいるかというと

犬山経由が6両、順当な方が4両

ということもあって犬山経由の方が空いています

 

今回は名鉄沼に足を一歩踏み入れてみました