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2021年のダイヤ改正では意外にもEF64の
運用大幅減が目立つポイントになりました
新車のEF210ー300が
新鶴見機関区にも導入され始めたということから
新鶴見のEF65の運用が減るのではないか
また、休車が増えていてEF210の代走も多い
吹田機関区のEF66も運用減が考えられるか
などと推測されてきましたが、
EF65も66もそこまで大きな変化はなく・・・
それに対して比較的運用減になるような要素が少なく
あまり心配されていなかった
愛知機関区のEF64の運用が大幅に削られていました
愛知機関区のEF64は35機所属していて
改正前においても、短期間の休車を織り交ぜつつで
他形式より運用に余裕があるように思われる感じでした
35機すべてが稼働できる車両ではあるものの、
(1004号機は微妙なラインですが・・・)
一定数の車両は休車になっている感じでした
(というか静岡で訓練車?になっているらしい
1004号機も初期車なうえ、
64の関東運用が無くなったのでヤバい気がする)
そもそもEF64は山岳地用の機関車で
本業は中央西線の山越えをする石油貨物と
岡山の伯備線のコンテナ運用となっています
が、それだけの運用では15機ほどで回せる量であり、
他形式で代替ができないことを考慮しても
予備を含めて20機ほどで何とかなりそうです
なので、これまでは余勢をかって
名古屋地区の近距離の仕業も一部担っていました
さらに東京方面への遠征や
伯備線への送り込みを兼ねた週2回の大阪行きも
運用としてもっていました
個人的にはEF64に東海道線の長距離運用をさせる
東京ループはなかなかすごいなと思っていましたが・・・


名古屋地区の近距離運用で特に注目されていたのが
美濃赤坂ー笠寺の赤ホキ運用、稲沢―大府の白ホキ運用で
これらも特にEF64である必要はなさそうな運用でした
しかし、今回の改正で東京ループや大阪行き、
そして赤白ホキ運用を含む
名古屋地区近距離運用が大幅に削減され、
本職である山岳地運用に専念させる形となりました


背の低い赤ホキを従えて走り去るEF64や
単機、もしくはムドの機関車を従えて短編成で大阪へ向かう
EF64を見ることはできなくなってしまいました
これまでの運用でも余力があるように見え、
車両数も安定しているように思えたEF64ですが、
このように大幅運用減となってしまいました
理由を考えてみると
現在ではEF64しか担当できないため、
今ある車両をもっと丁寧に使って
寿命を延ばしたいということが考えられます
また、それだけではなく
1016までにあたる1000番台一次車を
廃車させるのではないかという考えも出てきますね
たまたま今がその時期であるだけだと思いますが、
最近の検査は後期車が中心となっていて、
一次車で原色に戻された車両はいません
なので、検査切れになった一次車を
順次廃車にしていくというのもあり得ない話ではなさそうです
DD51の引退が終わって元の日常が戻ってきた
名古屋地区の貨物ですが、
これからはEF64の動向にも目が離せませんね