全車アルバム企画<名鉄編>の第3弾です
第1弾5000系、第2弾6500系に続きます
全くの気まぐれで作っておりますので
順番はテキトーであります
(実は第5弾まで作ってあったりする)
過去の回については、上の方にあるカテゴリーより
「全車アルバム」のところを
クリックしていただければなと思います
第3弾の今回は3300系です
VVVFーIGBT搭載&ステンレス車のうちの
4両編成一般車両というのが定義と言えます
15編成の製造で名鉄では中規模な勢力ですが
途中で中断期間があったりしたため、
製造時期が2004年から2019年と長期間にわたっています
なので編成ごとの細かい差異も多く、
鉄道ファンとしては面白い系列のひとつになっています
なお、今回も神宮前駅、栄生駅での撮影が中心で
写真に関しては単調であまり面白みはありませんので
その点ご了承ください


第1、2編成です
「基本形なので説明はいりませんね」
となるはずなのですが
そこは名鉄
第1編成と第2編成でさっそくマイナーチェンジが
存在しているという・・・


3300系の目新しいポイントの一つとして
先頭車両の車いすスペースに
折り畳みイスをつけるというものがありますが、
第1編成ではひじ掛けなしという仕様でした
「それは落ちるだろ」ということで(たぶん)
第2編成以降は小型のひじ掛けがつきました
なんかメカニックな感じになりました


もう一つのポイントは天井です
よーく見るとわかりますが
エアコン吹き出し口の左右の天井板が
「ボコボコ」から「平坦なつるつる」になっています
これ以降は9500系でも「つるつる」なので
第1編成に乗るとすごい違和感を感じますね
ちなみにこのような仕様は
1編成のみなのかというと、別にそういうわけではなく
同時期製造の2両編成版3150系、特急型2200系でも
見ることができ、そちらは数編成ずつあるので
少ないことは少ないですがそれなりに見ることはできます


第3、4編成です
先ほどのあわただしさに反してこの2編成は
第2編成と同仕様で落ち着いています
第3編成の写真は行先表示が切れていますね
初期車の特徴であるオーロラビジョンの行先表示ですが
なかなか表示切替方法が独特で
一度だんだんと白幕(無表示)に変化していき、
全部が無表示になったら、
再び新しい文字がちょっとずつ
出てくるという感じになっています
(ちなみに種別のみ変更の場合でも
行先の方もリセットされるみたいですね)
それにしてもオーロラビジョンは撮り鉄殺しですね
右の写真の急行西尾行きもパターンダイヤにはなく、
比較的レア幕になるのですが、
オーロラビジョンが来た時のがっかり感はなかなかです
早く後期車みたいなフルカラーLEDにしてほしいです


第5、6編成です
さらっとまとめてしまいましたが、
第2編成から第5編成は2005年製なのに対し、
第6編成は何と2015年製という・・・
実に10年も製造が中断されていました
これはこの間に1000系の廃車発生品と
3300系相当の車体を組み合わせた5000系が
製造されていたからという理由がありました
3306Fからはオールロングシート化、
前述の行先表示のフルカラーLEDへの変更、
車内のLED案内装置をLCD画面へ変更、
台車、スカートの変更
という大きなマイナーチェンジになりました




微妙な写真ですみません
また、この編成の写真ではないのでイメージとしてご覧ください
さらに3306Fは製造理由が瀬戸線の工事による
一時的な運用数の増加に対応するものなので、
唯一本線系統にいない3300系になっています
それも理由だと思われますが、現在も旧塗装のまま残っています
3300系唯一の「瀬戸線車両」、「旧塗装」という
複数の「唯一」の称号を持っています
(細かいことを言えば車内LCDの数が多いところもあります)
3306Fだけで一回分くらいの内容になってしまうので
ここらへんでキリをつけておきましょう


ここからは(3306Fも含む)
2015年から18年までの新造車両で
一般に「後期車」と呼ばれます
3306Fで変更された
・オールロングシート化
・前述の行先表示のフルカラーLEDへの変更
・車内のLED案内装置をLCD画面へ変更
・台車、スカート変更
という大きな変化に加えて
・3306Fと比べてLCD画面が千鳥配置になり削減
・新塗装化(これ以前の車両も新塗装化へ・3306F除く)
が加わり、3300系のスタイルが確立しました
ちなみにこの3308Fは新造時から(たぶん)
織田信長のラッピングがかなり長いこと
施されていて特に目立つ編成でした
新製直後に貼ってしまったからなのか、
長いこと貼りすぎたのか、
もしくは信長さんの根性か不明ですが
しばらくは剥がされた後の痕跡が残っていました
さすがに最近では消えてしまいましたが
おかげで3308Fは450のイメージがすごいです


3300系は編成数の割にマイナーチェンジが多く、
その説明に費やされて
いらんことが言えなくなってしまう傾向があります
ただ、ここから(3307Fから)は変わらないので
いらんことが言えそうです
3300系は2両編成の兄弟車3150系と
出来るだけ同仕様にしていることもあり、
動力車と付随車がMTMTの編成となっています
(3150系は中間車を抜いたMT編成)
これは名鉄本線の車両では6000系以来です
もちろん技術の進化もありますが、
TTMMやTMMTの編成よりも
MTMTの方が乗り心地がいい気がします
ユニット方式でM車を隣接させなければならない
制約がある形式もあるのは
わかっていますが・・・


第11、12編成です
なんかさっきから普通運用の写真が多いですね
普通運用はしゃべることが少ないからやりづらいのですが
たぶん右側の写真は貨物を撮るつもりで
「来るな来るな」と思いながらぎりぎりで貨物が抜けてくれて
ゆっくり来てくれた3312Fにお礼も兼ねて
活躍している姿を写したものと思われますね


段々雑になってきました
第13、14編成です
第12編成から第15編成までの最終増備車4編成は
2扉SR車を本気でなくすために増備された一群です
後期車はちみちみと1、2編成ずつ作ってきましたが、
ここでSR車をなくすために本気を出してきた感じです
そして最終の第15編成
金山での撮影ですがテカっていますね
慣れない場所で撮るから・・・ということにしましょう
たぶん運用入り直後の時だと思われ、
めちゃめちゃ綺麗なのもポイントでしょう
それならもう少しきれいに撮ってあげるべきだった
この次の年からはVVVFーSiC搭載になり、
IGBT搭載の3300系の定義から外れることになり
新しい9500系という形式になり、今に至ります
こちらも全車アルバム作りたいですが、
こちらの撮影と車両の増備のいたちごっこが続いております
がんばります