全国でも有数の規模を誇る名古屋市営バス、
1000両以上の車両で、150を超える系統を毎日運行しています
その150を超える系統の中でも最も特色のある系統が
「高速を走る路線バス」高速1系統であることは間違いないでしょう
まあ、この言い方に関しては
名古屋高速って、名前は高速だけど
「東名高速」とかの「高速」とは違いますぜとか
正確な「路線バス」の定義に従うと、高速バスも入りますぜとか
色々あるかとは思いますが、そこはご容赦ください_(._.)_
一般の路線バスで高速を走るっていうのは
ここと「バスの王国」福岡だけらしいですね(^^)
その「誇るべき」系統がこの3月で廃止になるとのことΣ(゚д゚lll)
悲しみに暮れております(´;ω;`)
この理由については後述・・・
まずはこの系統の概要から
高速1系統は市内南西部にあたる緑区のうち、
名古屋中心部への直行手段のない地域から
繁華街、栄に向かう系統でございます
そのまま下道で西進して円上までは普通の路線バスとして走り
高辻ICから名古屋高速に入り、終点大高ICまで走行します
ただ、大高ICを出た後も、信号のない国道23号(名四国道)を走るので
しばらく無停車の(速度的に)高速走行が続きます
しばらく走ると23号から流出して有松町口無池に到着
中心部側最後の停留所である円上停から
およそ20分、乗降ができません
信号もほぼないので、少なくとも15分無停車で走り続けます
普通の路線バスでは体験できない長時間連続走行です(^^)
その後は通常の路線バスと同様に停留所にこまめに停まり
終点の森の里団地に至ります
毎時1本ながら日中でも座席はほぼ100%埋まるくらいの
そこそこの乗車率をこれまで保ってきました
運賃はなんと通常運賃の210円に10円を追加した
220円と衝撃の価格Σ(゚д゚lll)
(高速に入らない区間のみ乗る場合は210円)
バス乗り換えの鉄道利用に比べて多少時間は延びてしまいますが
これで緑区から栄まで直行できるわけです
バス趣味的には非常にアツい系統であることはもちろん、
普通の利用客にとっても重要な系統であることが
ご理解いただけるかと思います
まだ未乗車の方も、ぜひ一度
無くなる前に乗っていただきたいですね
地下鉄、市バスの一日乗車券であるドニチエコきっぷに
+10円で乗ることができますよ(^^)
次回はその廃止される理由について
研究してみたいと思います