こちらからつづきます
今夏にみどりの窓口の閉鎖が発表された、近畿圏の5駅を巡っています
今回は最終回、桜井線「桜井駅」です
・・・の前に、ちょいと寄り道

2面4線で王寺方面、和歌山方面、奈良方面と別れます
和歌山線随一の拠点駅で3方向の列車が接続し、
1路線ずつの本数はそこまで多くはないものの活気があります

改札要員はフルタイムで維持され、
みどりの窓口も8時から20時でOPEN
今回の閉鎖で和歌山線の中間駅
唯一のみどりの窓口設置駅になります
ちなみにフルタイムで駅員がいるのも同様に唯一
桜井線として見ると天理、桜井が同様です
ただ、窓口の閉鎖は可能性あるような気がするので
念のため入場券を購入
何と言っても指定席や特急券が必要な列車が周りにないんですよね
そもそも奈良県内がJRの特急に縁のない土地ですからね
最近は「らくラクやまと」とか「うれしート」とか出てきましたが
通勤需要が主眼でe5489のネット予約がメイン
そもそも奈良や王寺で買えばいいじゃんって言われて終わりそう・・・
3路線の接続駅で相互に乗り換えが多いのはもちろん、
自分が行った時も王寺からの列車が行き違い待ちで遅れてて
他の方面が接続待ち、行き違い待ちで出発できなくなっており、
駅員さんが放送を頻繁にかけるなど忙しそうにしていました
3路線とも単線のために行き違い待ちで遅延が広がりやすく、
さらに本数も多くないので、接続を切るわけにもいかず
他の路線も接続待ちで遅れが発生⇒さらに行き違い待ち・・・
と、非常にシビアな路線だなあと
本題に移り、遅れた列車で桜井へ移動・・・


桜井はJRと近鉄が隣り合う立地

ゴンゴン叩いて火事だーって言えば出て来そうな感じありますが(笑)
一方でJRは窓口もあって、奥にも何人か駅員さんがいて
(4~5人は少なくともいたように見えましたね)
規模の割に充実していましたが、今回閉鎖に
周りの無人駅に派遣する人員もいるでしょうから
無人にはならず、駅員配置は維持されます
桜井線の途中駅としては天理(直営)と桜井(委託)のみが有人で
どちらも窓口がありましたが、今後は天理のみに
まあ、あっちは窓口がなくなることはないので安泰でしょう
和歌山線&桜井線の窓口に重点的にメスが入った今回の閉鎖ですが
ここ桜井だけはみどりの券売機プラスが設置に
ぶつ切りながらも駅員の配置も継続で、
サービス低下は最低限にとどめられています
ちなみに新しく設置されたみどりの券売機プラスは
新型ではなく中古のようで・・・


⇐OLD NEW⇒
古い方は完全に「しゃべれる機能を後付けしましたっ!」って感じで
券売機の部分の見た目はふつう(しゃべれない)のと同じで
右側に後付けで受話器、カメラ、マイク、証明書類の提示台が設置
新しい方は受話器、カメラ、マイクが券売機本体の方についていて
右側の部分は提示台のみになり、シンプルになりました
ただ、ガワとか配線とか、普通のと共通じゃない部分が増えてそうで
導入コストが上がりそうで勝手に心配してます(笑)
桜井駅には旧型の方が導入されたようで、新品ではなく・・・
それが流用されたと思われます
厳しい懐事情を感じさせますね
これからは窓口の閉鎖だけではなく、
みどりの券売機まで撤去される時代になりました
しゃべれなくてもいいからせめて、
せめてみどりの券売機は置いといてほしい・・・
と思っていますが、秋も「みどりの窓口」の閉鎖だけではなく
「みどりの券売機」の廃止も並行して進んでおり、
「新幹線のきっぷが買えない」駅が、
アーバンネットワーク内でもどんどん増えてきています
一時の半導体不足も大分緩んできたと思うんですが・・・