なんやかんや間が空いてしまいましたが、まだ続いていました
「'25秋の九州を徘徊する」シリーズ
遠路はるばる九州まで高速バスを乗り継ぎ、
九州でもバスで落ち着きなく徘徊しておりました
初回↓
marunkun.hatenablog.com
前回はこちら👇
marunkun.hatenablog.com

鹿児島中央から県外へ出る高速バスは
行きに乗ってきた「桜島号」福岡行きの他には
marunkun.hatenablog.com
熊本行き「きりしま号」のみとなっており、
(最近、実証運行?で鹿児島空港~宮崎の
「マンゴーライナー」なるものも1往復/日で走っている模様)
かつては大阪へ「トロピカル号」他最大3路線が、
名古屋へも「錦江湾号」として毎日夜行便が運行
他にも京都、神戸、小倉、大分など多くの都市に
意欲的に路線を伸ばしていた姿はもはや影も形もありません
やはり九州新幹線の全線開業が
小倉を含む博多以遠への路線には致命傷だったのでしょう
また、福岡行き「桜島号」も夜行便が廃止されてからは
鹿児島を発着する夜行バスは姿を消しました
なんならこの春まで残っていた桜島フェリーが
夜行交通手段として唯一だったでしょうか(笑)
で、マンゴーライナーは1日1本のみで
宮崎の人が鹿児島空港に行くためのものなので時間が微妙に使いづらい…
ということで帰り道は熊本行き「きりしま号」に決定
鹿児島と熊本を結ぶ「きりしま号」は8往復が設定されているものの
3往復が長期運休中なので、実際は毎日5往復の運行
鹿児島と熊本を3時間ほどで結ぶ中距離高速バスと言えます
名古屋~大阪と同じくらいのイメージですかね
思いっきり九州新幹線と被ってるため、本数は少なめですが
さすが九州でも有数の都市である熊本と鹿児島を結ぶだけあって
サブのルートとして高速バスがちゃんと走っているのは好ましいですね
とはいえ、一度新幹線開業時に廃止の憂き目には遭っているようで・・・
それでも再開にこぎつけたバス会社や地元の方の熱意ですね(^^♪
熊本側は九州産交、鹿児島側は鹿児島交通と南国交通で担当しており、
桜島号とは異なり、JRバスと鹿児島交通観光はノータッチ
5往復のうち、熊本午前発と鹿児島午後発の3往復が九州産交持ち
残りの2往復を鹿児島交通と南国交通で分担しています
これまた桜島号と同様に配分のバランスが偏ってますね
ちなみに金額的には九州新幹線が定価8000円程度で
JR九州お得意のネット割引でもマイナス500円程度
他の区間とは明らかに割引率に見劣りが・・・
あんまりきりしま号をライバルとしてはみていないようです
一方のきりしま号も、今はやりのダイナミックプライシングどころか
カレンダー別運賃さえも非適応
今や珍しい全日割引運賃なし定額固定の4200円
なんか平和な光景です・・・(笑)
今回は鹿児島中央を16時45分に出る、産交持ち2本目の便をチョイス
鹿児島中央駅前に広がるバスターミナルではなく、
高速バスや空港バスのみが発着する屋内空調付きのバスターミナルから発車
駅から地下を進んですぐなので遠い感じもせず、きれいらしい待合室で好印象
いつかここから「名古屋行き」が復活する日が・・・来ないか(^^;

過去に撮影。まだ「あそ☆くま」のステッカーが残る
定刻ぎりぎりにやってきたのはこちら
乗った際にはステッカーは剥がされていましたが、
熊本発大阪行きの夜行バス「あそ☆くま号」で使われていた
床下冷房&固定窓という個性的ないで立ち(名古屋ではよく見られた)の
三菱ふそうエアロエースです
大阪~熊本の夜行バスである「サンライズ号」は
近鉄バスと九州産交が共同運行していますが、
その4列シート廉価版として存在するのが「あそ☆くま号」
ただし、3列独立シートの「サンライズ号」が
数少ない九州と本州を結ぶ老舗夜行バス路線であると同時に
福岡を絡まない九州夜行バスとしても、大分行き「SORIN号」とともに
厳しいご時世でもがんばって運行を続けている一方で
「あそ☆くま号」は長期運休中(>_<)
で、車を遊ばせておくのはもったいないということで
そこそこ距離のある路線である「きりしま号」にコンバート
しばらくはステッカーを貼ったままで鹿児島に出入りしていましたが
ついに剥がされてしまったようです
もう「あそ☆くま号」を復活させることはないということでしょうか...
話を戻すと、現在の「きりしま号」産交持ち3本のうち、2本がこれで
残り1本と予備は熊本発福岡行きの「ひのくに号」と共用らしいので
これは当たりを引きました(笑)
廉価版とはいえ、夜行仕様車ですからね

入るとすぐにこんなものが(笑)
発着地の時刻的にこれが限度なのでしょう
休憩がそれぞれ10分のみとかなり攻めた設定
12時間ほぼずっと閉じ込めです
エコノミークラス症候群にでもなりそうです(>_<)

車内はこんな感じ
ふそう標準のシートで公式側9列、非公式側10列の38人乗り
後方にトイレと夜行仕様車らしく仮眠室が装備されています
本州の方では4列シートに仮眠室付きの場合、
床下トランクを改造したタイプが標準ですが
九州の方では最後部に横向きに細長い仮眠室がカーテンで仕切られていて
トイレがその分少し前の方にオフセットされた形状がよく見られます
非公式側は最後列の後ろに非常扉が来るぐらいの配置です
車内との行き来が圧倒的に楽な一方で、
夜行仕様にしようとすると客席空間の減少が否めず・・・
JR東海バスの9&11の40人乗りよりも
シートピッチが狭いように見受けられました(気のせい?)
廉価便用なので多少の狭さは許容でしょうが(>_<)

補助席はないものの、左右間のひじかけも省略
さくら高速のAT LINERと同じモケットの座席だったので
てっきりあると思い込んでましたが、ないようです
コンセントは窓側に2つ配置
通路側の人とてつもなく使いにくそう(-_-;)
一方で各座席にSOSボタンが設置されている上に
イヤホンを差し込んで使えるオーディオ設備も各席に設置

まあ、オーディオ設備は当然サ終しているので無用の長物なんですが・・・
なんか豪華なんかなんなのかよくわからなくなってきました(^^;

夜行時代の名残の前面カーテンと運賃表の競演
で、やっちまったのが、
ワタクシせっかくならと空いていた最前列をチョイス
それが・・・

せ、せまい(>_<)(>_<)
とりあえず狭いです( ;∀;)
幸いなことに空いていて、隣が来なかったのでよかったですが
隣りがいて夜行で12時間窓側に缶詰めだったとしたら
想像しただけで恐ろしい・・・
夜行バス乗るのが好きな自分でも、かなりノーセンキュー
これで12時間で休憩が10分×2だけって
かなり健康上の問題が近づいてきそうです。まじで
3時間のきりしま号でも、できれば避けた方が良さそうです
一方でリクライニングは元夜行仕様ということもあり
かなり大きな角度で倒せたので、好き勝手倒せる最後列はオヌヌメ
最後列とはいえ仮眠室が後ろにあるので、
デメリットであるエンジン音は普通よりしないでしょうから
この車両なら最後列が狙い目ですね
鹿児島中央から乗ったのは自分のみ
本港と天文館から乗ったのでしょう、すでに乗っていたのは2人
合計3人というちょっとさみしい乗車率でスタート
すぐには高速道路に乗らず、しばらく鹿児島の市街地を走行
下伊敷と帖佐では乗車なし
これはだいぶ厳しいんじゃないか、この路線?と思っていたら
わざわざ高速道路から降りて立ち寄った鹿児島空港で
用務客風の人と老夫婦合わせて6人が乗車
行きの桜島号では、高速道路上の鹿児島空港南で済ませた空港連絡を
きりしま号では全便わざわざ高速を降りて空港に寄るんだと思ってましたが
たしかにちゃんと価値がありました
鹿児島市街地の倍の人数ですからね
(鹿児島からが3人ってのが問題なんですが・・・)
急いだとて新幹線には遠く及ばないわけですから
こういう需要をしっかりつかんでいくのはいいことですね(^O^)
ただ、熊本にも熊本空港があるのになあ~って思っていたのですが
鹿児島空港を出て1時間ほど、熊本県内に入った人吉インターで疑問が氷解
鹿児島からの1人に加えて、空港からきた6人のうち4人が下車
熊本と鹿児島のほぼ中間地点みたいなところである人吉ですが
熊本市から見て北東にある熊本空港からリムジンバスで市街地へ行って
人吉方面の電車やバスに乗り換えるよりも
鹿児島空港に行って、きりしま号で戻る方が明らかに楽です
実質的な空港リムジンバスとして区間利用されているようです
運賃的にも空港~人吉間は1800円となっていて、
空港リムジンとしても全然自然な金額
逆に熊本市内から市街地までのリムジンバスは
1200円(8月から値上げで1400円)なので、そこからの交通費も考えると
圧倒的に鹿児島空港に軍配が上がります
きりしま号は新幹線では拾えない需要をこまめにひろっているようです
人吉インターでは乗降共に可能なので5人が降車した一方で2人が乗車
人吉インターのバス停は人吉市の玄関口として位置づけられており
JRが線路流されて長期間止まっているということもあり、
人吉市役所のホームページでも、
>令和2年7月豪雨に伴い、公共交通機関に影響が出てます。
>人吉市から熊本市内、福岡、宮崎、鹿児島方面へお出かけの際は、高速バスをご利用ください。
>また、公共交通機関で人吉市にお越しの際も、高速バスをご利用ください。
>最寄りの高速バス乗り場
>人吉市の最寄りの高速バス乗り場は「人吉インターチェンジ」です
との由
高速バスもわざわざ人吉行きというものがあるわけでもなく
人吉の市街地や駅前ではなくて、高速ICってところが現実です
人吉は鹿児島と宮崎の分岐点になっていて、きりしま号の他にも
福岡~鹿児島「桜島号」
福岡~宮崎「フェニックス号」
熊本~宮崎「なんぷう号」がそれぞれ停車
乗ったきりしま号もすぐ手前にフェニックス号が停まっており、
そちらもそこそこ乗降が見られていました
熊本に行きたい場合でもきりしま号に加えて
なんぷう号でも行けるので、有効本数はかなり増えます
さらに、乗り継ぎすれば鹿児島~宮崎もできんことはない
・・・あくまで「できんことはない」レベルですが(^^;
人吉インターでの乗降を経て、18時半ごろ
唯一の休憩地、山江SAに到着
10分の休憩との由

秋だったので、もう真っ暗
それにしても・・・サービスエリアとパーキングエリアって
たしか正確な区別の定義ってないんだよな~って思い出しました(笑)

まあ、どっちにしろ休憩時間は10分しかないので
空いている駐車場でバスの撮影だけささっと済ませて退散
中距離高速バスレベルの風格は十分にありますが
本来は大阪~熊本の長距離路線の専用車なんだよな~って
思って見るとなんか不思議な感じ
休憩を終えて次の停留所は八代インター
ここも乗降共に可能な停留所となっており、1人が下車
と、停留所に1人いたのですがその人を見ると運転士さんが一度下車
慣れた雰囲気で二言三言会話を交わし、
床下のトランクに荷物を入れているようです
結局その人は乗ることなく荷物だけが乗車
ちなみに人吉も八代も一度インターチェンジを降りて
近くのバス停に立ち寄っていて、お客さんいるかもわからないのに
これは毎度降りていたら高速代が高くつくんじゃないかと
勝手に心配していましたが、どちらでも料金表示は0円
停留所に立ち寄るための途中下車?は
通算される契約にでもなっているのでしょうか
それならばお客がいるかわからなくても気兼ねなく降りることができますね
次の益城からは熊本近郊となり降車専用
「益城」と「益城インター口」がつづく紛らわしい名前ですが
益城インター口の方でまた1人立っていてバスが停車
乗るわけではなく、先ほどの荷物を回収しに来た方のようです
乗客の輸送の方はちょっと心配になる人数ですが、
ついでに荷物輸送も行って少しでも利益になっているといいですね
高速道路を降りて熊本市街地に入り
東町中央、自衛隊前、県庁前、水前寺公園前、味噌天神、通町筋と
まるで一般の路線バスかのようにこまめに停車
博多行きのひのくに号同様、このこまめな停車が
ライバルの新幹線にはできない芸当です
そしてそれが駅と市街地の離れている熊本だからこそ
効果を発揮しているようにも思われます

そしてバスは熊本繁華街の桜町バスターミナルへ到着
定刻の5分前、19時55分の到着でした
熊本の市街地でかなりノロノロ運転を強いられていたものの
それも織り込み済みなのかきれいに到着しました
バスはこの先熊本駅と車庫のある西部車庫まで行きますが
この後の予定的にもここで離脱しました
つづく