マルーンの部屋

東海、関西地方の鉄道とバスのブログ

名鉄ダイヤ改正の内容を見る<特急&瀬戸線編>

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先日、名鉄ダイヤ改正をすることが発表されました

中身を見てみると、今の情勢にあった

そこそこ厳しい改正となっています

 

ポイントとなりそうなところを見ていきましょう

今回は特急&瀬戸線編です

 

まずトピックとして挙げられるのは

ミュースカイの本職でない部分の削減です

 

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昼間から夕ラッシュ前半までの名古屋―新鵜沼

夕ラッシュ時間帯の名古屋―岐阜が削減となりました

 

元々は中部空港から名古屋を経由して岐阜、新鵜沼行きが

毎時各1本の計2本で運転されていましたが、

数年前のダイヤ改正で日中の名古屋―岐阜間が削減

日中は名古屋止まりと新鵜沼行きが交互に走り、

夕方からは岐阜発着が復活するという感じでした

 

しかし、今回のダイヤ改正では新鵜沼系統も対象に

さらに”日中”だけでなく、夕ラッシュ時間帯にもかかる

19、20時台まで岐阜行きも含めてなくなってしまいました

 

詳しいことは詳細が発表されなければわかりませんが、

新鵜沼系統は19時台までなくなるということで

まだ遅い時間を中心に通勤需要は考慮されているのかなと

 

一方の岐阜系統は20時台までということなので、

ほとんど入庫列車としての意味合いになりそうです

まあ、岐阜方面は特急が多いので

そちらでどうぞということでしょう

コロナ前でも岐阜系統は渋い乗車率が続いていましたからね

 

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それに伴って夕ラッシュ時間帯の新鵜沼行きに引っ付く形で

運行されていた新可児行きも全廃となってしまいました

これは明らかに可児方面への通勤特急としての役割でした

こちらも厳しいということなのでしょうね

 

ただ、違う見方をすると

新鵜沼行きと新可児行きの多層建て列車

送り込みも含めて強制的に8両編成となり、

無駄が多いような気がします

そこも新可児行きが廃止されるポイントだったのかなと

 

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続いては豊橋への終電繰り下げです

 

現在の日本の鉄道の全国的なトレンドである

”終電繰り上げ”に全力で逆行することになりました

 

JR東海といろいろあったことで、

これまで名駅発の豊橋行きの最終は22:43でした

一方のJRの豊橋行き最終は23:57発という・・・

 

並行するJRに1時間以上も差があるという

なかなかめずらしい状態でした

 

自分も一時期この22:43の最終に

よくお世話になったものでした

22時台にいつものように電車に乗っているだけなのに

これが最終列車なんだという妙にふわついた気分になりましたね

 

これが17分繰り下げられ、23:00発になりました

これでもまだまだ早いですが、この17分は大きいですね

 

ちなみに写真は豊橋行きの最終が出た後に出現する

豊橋まで行かない特急のひとつです

 

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最後に瀬戸線です

これまでは急行、準急、普通が高頻度で走っていましたが、

急行が10時台~15時台まで廃止され、

救済として、これまで終点で急行に接続していた

尾張旭折り返しの普通が

尾張瀬戸まで延長されることになりました

 

瀬戸線は速達種別の追い抜きがないので、

急行がないからと言って

大幅な所要時間増につながるわけではなく

本数が少なくなる分も補填されるので

比較的被害の少ない減便と言えそうです

 

<一般車編につづきます>