マルーンの部屋

東海、関西地方の鉄道とバスのブログ

ハピラインふくい転換、北陸本線ローカル駅めぐり② 今庄駅

 

marunkun.hatenablog.com

 

 

 

一発目は敦賀から2駅目、今庄駅です

南越前町によってリニューアルされてきれいな駅舎

 

駅自体は無人ですが、観光案内所が併設されていて

人気が全くないわけではなく安心できます

3月とはいえ北陸は寒いので、無人駅にポツンってのは

だいぶ心に刺さります((めずらしくセンチメンタル

 

写真の左側に観光案内所があり、職員の方がいます

 

数年前までは簡易委託でPOS窓があったようです

そのころに来られればよかったのですが・・・

 

ここらの北陸本線はここ数年で新幹線開業も見据えたのでしょう

窓口閉鎖の大ナタが振るわれて、どうがんばってもこれ以上

減らせないくらい減らした状態で三セクに引き継がれました

 

委託があった時には次の列車の表示があったのでしょうか

いまや乗り場表示と化した札が吊り下がっています

北海道の有人駅みたいな印象を受ける改札周りです

 

 

ICOCAは対応済み、チャージ機能付きの簡易券売機と

小さな運行情報表示器もついています

 

都会みたいにポンポン列車が来るわけでもない無人駅で

なんの情報もなく待たされるのってすごい不安ですからね

表示器があるのは大切だと思います・・・

 

が、電車来ないなあ⇒ホームから跨線橋を渡って

ここまで見に来る勇気ないかもですね

その間に電車が来ちゃいそう(笑)

 

右のプチプチに包まれているのは

ハピライン仕様のインターホンのようです

最近では都会の無人駅でもよく見られるようになりましたが

ボタン押せば駅員さんと会話できるってのは安心ですよね

 

今回巡った敦賀から金沢までの券売機事情ですが、ざっくり

特急停車駅・・・みどりの窓口みどりの券売機、近距離券売機

石川県内の重要駅・・・近距離券売機

そこそこ人が乗る駅・・・簡易券売機

そうでもない駅・・・ICカードリーダー

って感じの配置でした

 

今庄駅はハピライン転換後に新設された快速が

選択停車するくらいなので、そこそこ判定なのでしょう

 

ちなみにハピラインの快速は今庄と南条の選択停車なのですが

今庄停車は1往復のみ

生山と根雨みたいな交互停車かと思ってましたが

調べてみると倍くらい人数違うようで・・・

自分の降りた時の体感ではそんなに変わらなかったように感じましたが

 

 

駅自体は細めのホームで2面3線

ざっくり言うならば国鉄型配線ってことでしょうが

元々は2面4線だったようで片ホーム側からも

跨線橋を使って改札口へ向かう必要があります

駅舎のリニューアル時に平面で繋げちゃえばよかったのでは?

 

 

この区間は夕方くらいまでは毎時1本なので

それなりに待ちますが、特急はその2,3倍あるので

通過シーンを見ていればそれほど暇はしません

日本最後ともいわれる特急街道のラストランを楽しみます

 

しらさぎの通過ですが、結構な速度ですっ飛ばします

ホームに立ってるとちょっと怖いくらい

 

 

こちらは3番線のさらに奥、異様に広い側線群です

それもそのはず、かつては今庄機関区があったとか!?

 

駅舎の中に歴史をまとめたスペースがあって

結構しっかりと解説があり、全く暇しませんでした(笑)

 

敦賀って米原とか京都から北上するには

山越えをしなくちゃいけないのは、

今もループ線を使っているので知っていましたが

福井から行くにも山を越えなければならなかったようです

 

たしかに、あの長い北陸トンネルが必要になるくらいですから

かなりの山越えになるんでしょうな

で、その北陸トンネルができる前の旧線時代(もちろんSL)に

敦賀機関区と対になる福井側の基地として

今庄機関区が設置されたという歴史のようです

 

写真にもSL時代の給水塔と給炭用の台が写っております

一応今も保線基地としては使われているようですが

多くが開発されるでもなく遊んでいる敷地になっています

 

それにしても駅内の数々の展示物や解説パネルを見ていると

かつての街道の宿場町として栄えた今庄宿とともに

今庄駅の栄華がリアルに想像できて、時代の流れを感じます

 

土地が狭いわけでもないのに中々に細いホームも

かつては機関区の敷地や機回し線などで手狭だった

名残のようにも思えます

 

 

つづく