(名鉄6000系列の説明については
をご覧ください)
今回は前回に引き続き、方向幕のお話です
前回から話が続くので、前回もご覧ください
車両の区別については前回と同じですが、
参照しやすいようにのせておきますーーーーーー





今回の登場人物は3チーム5人?です
①前面貫通型と鉄仮面型のうち横方向幕なしタイプ
(写真右上、左下)
②前面貫通型と鉄仮面型のうち横方向幕ありタイプ
(写真左上、中下)
③金魚鉢タイプ(全車横方向幕あり)(写真右下)
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今回は複数編成が併結したときの話になります
まず、2つの編成が併結していると仮定します
タイプ①の場合、運転士、もしくは車掌が操作しますが、
中間に入ったほうの先頭車の幕は連動しないので、
連結した時点ですでに白幕に設定しています
タイプ②の場合、他編成とは連動しないので
運転士、または車掌が操作しますが、
編成内では連動するので、
側面や中間に入った先頭車にも行先が表示されます
タイプ③の場合、基本は②と同じですが、
タイプ③同士の場合、編成間で連動するので、
車掌一人が操作すれば完璧です
ご理解いただけたでしょうか
要するにタイプ③同士の場合以外は
車掌だけでなく、運転士も操作をする必要があります
さらにめんどくさいのが3編成の連結です
2編成での連結に加えて、真ん中に1編成が
入ってきたというイメージです
もし、両端の編成のうち片方にでもタイプ③が
入っていて、かつ真ん中もタイプ③であれば
話は簡単、真ん中も連動されるので表示されます
問題はそれ以外です
真ん中にタイプ①や②が来た場合
いくら両端で操作しても真ん中は
動いてくれないので仕方ありません
安定の「白幕」です
併結状態が始まった時に既に白幕にしてあります
そのまま併結が解かれるまで固定です
また、真ん中にタイプ③が来たものの、
両端共にタイプ①や②の場合
真ん中は連動する準備ができているのに、
両端は連動できないので情報が来ません
なのでこちらも真ん中の編成は「白幕」で固定です
以上より、一番最初の写真は
③+②+③という組成なので
「真ん中にタイプ①や②が来た場合
いくら両端で操作しても真ん中は
動いてくれないので仕方ありません
安定の「白幕」です」
この場合になり真ん中だけ白幕になります
なかなか複雑です
これらはワンマン対応でない限り
タイプ①から③まで共通運用なので、
日によって行先が出ていたり、
白幕だったり、はたまた幕自体なかったりします
そんなんで
「多数の行先が同じホームから出る」で有名な
名鉄名古屋駅を通るわけですからね
恐ろしい話です
次回は「特急」幕のなかった頃、
「急行」幕の色について書きたいと思います