マルーンの部屋

東海、関西地方の鉄道とバスのブログ

名鉄6000系列特集⑧ 方向幕について②

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(名鉄6000系列の説明については

名鉄6000系列特集① 車両の変化を見る

をご覧ください)

 

今回は前回に引き続き、方向幕のお話です

前回から話が続くので、前回もご覧ください

(名鉄6000系列特集⑦ 方向幕について①)

 

車両の区別については前回と同じですが、

参照しやすいようにのせておきますーーーーーー

 

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今回の登場人物は3チーム5人?です

 

①前面貫通型と鉄仮面型のうち横方向幕なしタイプ

(写真右上、左下)

②前面貫通型と鉄仮面型のうち横方向幕ありタイプ

(写真左上、中下)

③金魚鉢タイプ(全車横方向幕あり)(写真右下)

 

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今回は複数編成が併結したときの話になります

まず、2つの編成が併結していると仮定します

 

タイプ①の場合、運転士、もしくは車掌が操作しますが、

中間に入ったほうの先頭車の幕は連動しないので、

連結した時点ですでに白幕に設定しています

 

タイプ②の場合、他編成とは連動しないので

運転士、または車掌が操作しますが、

編成内では連動するので、

側面や中間に入った先頭車にも行先が表示されます

 

タイプ③の場合、基本は②と同じですが、

タイプ③同士の場合、編成間で連動するので、

車掌一人が操作すれば完璧です

 

ご理解いただけたでしょうか

要するにタイプ③同士の場合以外は

車掌だけでなく、運転士も操作をする必要があります

 

 

さらにめんどくさいのが3編成の連結です

2編成での連結に加えて、真ん中に1編成が

入ってきたというイメージです

 

もし、両端の編成のうち片方にでもタイプ③が

入っていて、かつ真ん中もタイプ③であれば

話は簡単、真ん中も連動されるので表示されます

 

問題はそれ以外です

 

真ん中にタイプ①や②が来た場合

いくら両端で操作しても真ん中は

動いてくれないので仕方ありません

安定の「白幕」です

 

併結状態が始まった時に既に白幕にしてあります

そのまま併結が解かれるまで固定です

 

また、真ん中にタイプ③が来たものの、

両端共にタイプ①や②の場合

 

真ん中は連動する準備ができているのに、

両端は連動できないので情報が来ません

なのでこちらも真ん中の編成は「白幕」で固定です

 

 

以上より、一番最初の写真は

③+②+③という組成なので

 

「真ん中にタイプ①や②が来た場合

 いくら両端で操作しても真ん中は

 動いてくれないので仕方ありません

 安定の「白幕」です」

 

この場合になり真ん中だけ白幕になります

 

 

なかなか複雑です

これらはワンマン対応でない限り

タイプ①から③まで共通運用なので、

日によって行先が出ていたり、

白幕だったり、はたまた幕自体なかったりします

 

そんなんで

「多数の行先が同じホームから出る」で有名な

名鉄名古屋駅を通るわけですからね

 恐ろしい話です

 

次回は「特急」幕のなかった頃、

「急行」幕の色について書きたいと思います