世代交代の進む名古屋市営地下鉄鶴舞線
開業時からの古参車も含め、3形式
左から第一世代3000形、第二世代3050形、
第三世代N3000形(2種類)です
ざっくりいうと開業時に3000形、路線と編成を伸ばすときに3050形、
3000形の置き換えN3000形です(詳しくはWikipediaなどを参照)
シンプルに構成される名古屋市営地下鉄(そのせいであまり特集されない)ですが
鶴舞線は路線、車両、運転ともに比較的複雑です
書き出すときりがないし、面白くないので
ここでは車両で個人的に興味のあることについて
つまみ食いしながら浅く語りたいと思います
また、乗り入れ先の名鉄(鶴舞線乗り入れ部分)についてはいつかまたの機会と
させていただきます
☆3159Hは次回好き放題バランスを気にせずに語ります
3000形について
いろいろありますがおおまかに以下の三種類
初期車は窓、ドアともにHゴム押さえ(左写真)
中期車が窓のみ金属押さえ、ドアはHゴム押さえ(右写真右車両)
後期車になると窓、ドアともに金属押さえ(右写真左車両)
Hゴムから金属になっていく過程です
鶴舞線は開業時の4両から6両に編成を組み替えたので右写真のような
異種混合の編成も存在します
さて、先日川名駅で床下火災を起こした3118H
検査周期的には廃車順位1番の車両でしたが
廃車までに運用復帰するのか、このまま廃車になるのか気になります
つづきまして3050形
先述の通りの理由で一次車9本(下左写真)二次車1本(下右写真)が製造されました
大きな違いはありません
1次車ラストナンバー3159Hは深いのでまた次回
N3000形(Nの有無で大きく意味が変わる 新幹線と同じ)
鶴舞線は名古屋市の経営する公営企業であり大きな金額の事業をするときは
多くの場合入札をします
その入札によって事業を行う相手を決めます
なので名鉄みたいに日本車輌一筋みたいなことにならなかったりするわけです
しかしほとんどの場合「前例と同じほうが効率的だ」と言えば多少の不利は
ひっくりかえせるので大抵同じ車両がまとまった数導入されます
(車体は1社独占、足回りはリコールなどの全滅リスクの分散のために数社寡占が多い)
しかしこの鶴舞線N3000形ではそうならなかったのです
そのため上のような二種類の顔の同一形式ができたのです
まず、1編成導入することになり
車体、足回りとも日立が落札したため、アルミ製車両(左写真)となりましたが、
その後のN3000形の車体の入札はすべて日本車輌が落札しました
(足回りは東芝と日立で分担 上記の理由より)
日立と異なり、日本車輌はステンレス車体で納入した(右写真)ため
見た目上ではアルミ車(日立)とステンレス車(日車)の素材も違えば
メーカーも違う車両ができてしまいました めでたしめでたし
というわけなのです
アルミ車は1本だけなので(ほかの形式もステンレス、名鉄車は鋼製)
会えたらラッキー
ただ、ステンレス車のほうが輝きがあってきれいですね
3159Hはまた次回 旅してゴメンこれにて御免(←名古屋人ポイント1加算)