近鉄株主優待、鈍行で行く 名古屋―大阪(2)
(1)から続きます
2本目の特急も通過し、ようやく東青山を発車
1つ短いトンネルを抜けると
すぐに新青山トンネルに入ります
およそ5分くらい(体感)ずっとトンネルの中にいます
このトンネルを越える急行列車は
トイレ付の編成が充当されます
伊勢中川からの普通は
トンネル越えをせず東青山止まりが多いですが、
越えた名張行きもそこそこあります
こちらはもちろんトイレ無し
催したら大変です
トンネルを越えるとすぐ西青山
東青山の広々さとは対照的にこぢんまりとしています
ここから(正確には榊原温泉口から)
桜井まで怒涛の各駅停車です
(なんか有名だったはずのやつ)
快速急行ならば、青山町から赤目口まで、
駅数でいうと3分の1ほどの各駅停車で済みますが、
年々快速急行の急行化が進み、昼間時は急行のみとなっています
山の中を進んでいくと、一気に開けるのが青山町
青山3兄弟で一番重要かつ大きな駅です
ここからは急行(この区間は実質普通)が
もう1本追加され、毎時2本となります
広大な電留線や乗務員の宿泊施設もあり、
朝ラッシュにはここから大量の列車が大阪に向けて
送りだされるのでしょうが、昼間は全くのゼロ
いくらなんでも、ここまで広ければ、
昼間に休んでいる車両が多少はいるものですが、
ここまで完璧に空っぽなのはめずらしいと思います
近鉄は電留線が有り余っているようで
うらやましいですね
名鉄に分けてあげたいくらい
LCカーでなかったら降りて撮っていたかも
まだまだ各駅停車の区間は続き、
こちらも大きな電留線のある名張に到着
ここからも急行が1本追加されて毎時3本体制
この急行毎時3本が大阪線の基本体系です
青山町と違い、こちらは電車でにぎわっている様子
中には貴重なVVVF試作車1420系もいました
写真に収められず残念と思っていましたが、
のちに偶然の再開をすることに
(帰りの記事参照、←いずれ書くつもり)
榛原、大和朝倉と大きなターミナルではないものの、
大阪方からの準急系や普通列車が
折り返しをする駅がありますが
駅のキャパを考えて分散しているように思います
桜井で各駅停車が終わり、
橿原線との接続駅、大和八木へ
しばらく停車して、伊勢方面からの
京都行きビスタカーと接続
こうすることで、京都行き特急に乗っても
最低限のロスで大阪にも行けます(座れないけどね)
大和八木から乗る人が(ビスタカーと接続する前)
乗ったくらいでほとんどの座席が埋まりました
伊勢中川から変わらず6両編成なので、
混雑するのかなとも思いました
車両工場に目をひかれる五位堂も
折り返し列車が日中もあります
大阪線の準急系、長距離普通は
榛原、大和朝倉、五位堂の3駅で
分担して折り返しています
急行は最後に河内国分に停車
一つ手前の通過駅、大阪教育大前から
乗ってきたであろう学生を乗せ、
一路、布施に向けてひた走ります
長かった各駅停車区間をひっくり返すような
通過駅の多さですが、
あまりスピードにはのらない感じです
スピードというよりも
旅客の遠近分離を主眼とした通過のように思います
高安の車庫も横目で観察して布施に到着
ホームがあるのは副本線なので、
到着時、地味に揺れるのはいつも通り
布施を出て、奈良線と並走し鶴橋へ、
環状線乗り換えでほとんどが降りて、
名張あたりとかわらない埋まり具合で到着
長旅が終わったのもつかの間
折り返し五十鈴川行きとしての
発車準備が始まりました
ほんとうにお疲れさまという思いです
名古屋ー大阪間の鈍行の旅は終わりました
大阪線は急行以下基本的にどの種別も
6両編成のようでした
一見やりすぎのようにも思える、
急行の通過駅の多さが、
各種別の利用の平準化を
もたらしているのだなと思いました
一度改札を出て、大和朝倉行きに乗車
鶴橋に戻ります
乗ったのは1600系1622F
LCD付きの編成でした
リニューアルで付いたようです
近鉄のLCD初めて見ました
無難な感じですね
これからどんどんついてほしいと思います
鶴橋では奈良、伊勢寄りのホーム端で撮影
やはりきれいに撮ることができます
密もさけられるし、一石二鳥
奈良線のシリーズ21ブツ6や
京都市営地下鉄乗り入れ対応車など多彩です
同じ近鉄でも名古屋と異なる車両も多く、
とてもいい時間でした
帰り道はこちら