今年度もJRのダイヤ改正がつつがなく終わりました
予想はされていたもの、コロナ渦での社会情勢の変化により
旅客会社ではかなり渋い改正となりましたね
減るもの、なくなるものは多いのに、
増えるもの、新しくできるものは少ないという・・・
というわけで、JR東海でも
特筆すべきものがありませんでしたが
JR貨物に目を向けてみると、名古屋地区だけでも
大きく変わっていて驚きました
今回とPart2で名古屋地区を中心に
これまでの感謝も込めて
JR貨物の変更された点を紹介していきたいと思います
まずは何といっても、
JR貨物DD51の定期運用撤退でしょう
JR貨物所属のDD51が定期運用を持つ
最後の砦だった愛知機関区
ここのDD51も、ついに幕を下ろすことになりました
走行区間のほとんどが電化されているものの、
一部が電化されていないため、
名古屋から四日市方面へ向かう関西線において
コンテナ車や石油貨物の輸送で活躍してきましたが、
ついに北海道から来た後進のDF200に
後を任せることになりました
最末期は857、1028、1801の3台が
1日2台使用という小規模ながら活躍していました
DD51が定期運用で走る最後の区間が
名古屋の中心を突き抜ける運用だったとは
作った時は誰も予想していなかったでしょう
最後のDD51の花形として
後輩のDF200との異種重連運用もありましたね
無動力回送ではなく、
前部のDD51と後部のDF200ともに動いており、
迫力がありました
しかし、重連総括機能はなく、
それぞれ運転士さんが乗って協調運転をしていたようです
息を合わせての運転はなかなかすごいですね
名鉄栄生では違うDF200ともすれ違うという
ディーゼル機関車3重奏も見られました
(ただ、栄生は架線柱などが入ってしまいますが)
今のところ、DD51の動向については特に変化はなさそうです
ただ、一部は保存されるかもしれませんが、
多くは解体の道を歩むことは確実でしょう
最後まで動いてきた3機だけでなく、部品取り用として
愛知機関区で休車になっていたDD51たちも、
もうお役御免となり解体となる運命になりそうです
その中には上の写真のように比較的古い車両で
車番が切り抜き文字の825号機も含まれています
最後に一度動く姿を見たかったのですが・・・
(ちなみに右写真の後ろにいる旋回窓はもう廃車済みの車両です)
DD51の引退した後は
これまでDD51と運用を分担していたDF200が
DD51の運用をそのまま引き継ぐようです
先ほどのDD51とDF200の重連運用も
DF200の重連になっているようで
DD51がいなくなった後も注目を集める列車になりそうです
(DF200同士では総括制御できるのだろうか?)
DD51の引退を見越して北海道から来たDF200も、
機関区でかなりだぶつき気味でしたが
これでようやく見合った運用数になりそうです
これからはより一層、
DF200の活躍が名古屋で見られそうです
DD51の引退に目が行ってしまいますが、
DE10も変化を受けたようです
昨年から後継となるDD200が続々と落成し、
同じ愛知機関区に配属されています
今回のダイヤ改正で愛知機関区のDE10の定期運用は
週3回のみ運転のJR東海のレール輸送関連だけとなり、
加わるのみとなってしまったようです
かなり運用が縮小されてしまったうえ、
まだDD200は落成されそうな雰囲気なので
こちらも来年くらいにDD51の後を追いそうな・・・
愛知機関区に隣接する入替線の仕事も
DD200の仕事になっていて、
本業の入替運用はもうDD200に譲った感じです
唯一残ったレール輸送関連も
昨年の一時期にDD200が代走したことがあり、
別にDE10じゃなければだめというわけでもなさそうです
DE10もこの1年で悔いのないように
撮影しておこうかなと思います
Part2の電気機関車編に続きます