マルーンの部屋

東海、関西地方の鉄道とバスのブログ

名鉄2213Fのもつ意味

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名鉄特急のオールマイティーな顔として

活躍している2200系です

 

2201F~04Fまでの1次車は

7000系パノラマカー(白帯車)の置き換え

 

2205F~09Fまでの2次車は

中部空港開港による増備(1700系も)



2210F~12Fまでの3、4次車は

パノラマスーパ―(以下PS)のうち、

機器流用車の1030系3編成の置き換え

 

(1131Fのみしばらく運用を続けましたが、

新製PSのリニューアル入場による

稼働数減の補填が理由であり、

リニューアル終了後に廃車されました)

 

 

と、それぞれ当然ながら理由があり、

車両更新による新製、または新規路線開通による

新しい運用に充てるためとなっています

 

しかし、2200系(現在の)ラストナンバーである

2213Fにはこのような理由がありません

 

新しく路線ができたわけでもなく、

置き換えなければならない車両もいません

(2213F投入により廃車になった車両なし)

 

では、なぜか

 

特別車2両+一般車4両の編成は

2200系と1700系グループと

1000系と1030系グループの2種類があります

 

しかし、このグループは特急に

ほぼ専属ということもあり、

予備車がとても少なくなっていました

 

2213F登場以前は

2200系グループ16編成、

1000系グループ12編成でした

 

(2210Fに置き換えられたはずの

1131Fがいたので、正確には13編成ですが、

これは前述のとおりの補填で、実質12編成でした)

 

この状況で、予備が各1編成だったので、

通常の検査以外に突発的に1編成でも離脱すると

運用が回らなくなってしまいます

 

この運用だと、他種類の車両による代走も

かなり現実味を帯びてきます

 

もしもの時に一般車に代走させる運用も

ほぼ決まっていたほどで、

 

1年に1回あるかどうかくらいのペースで

この代走運用が発生していました

(一度こうなると、復帰まで代走が続きます)

 

 

それをなくすために2213Fは導入されました

2213Fが導入されてからは1編成が突発的に

運用を離脱しても代走を仰ぐことなく、

一部特別車グループ内で消化できるようになりました

 

一般車代走をさせると、

指定席(特別車)が無くなるので、

駅での掲示や指定券販売の停止など

かなりめんどくさそうでした

 

また、個人的な感想ですが、

2213Fが来るまでは2200系グループが

ミュースカイも含めた特急車の中で

圧倒的に汚かったのですが、

 

最近は比較的きれいになったように思います

(ヒマ人なミュースカイが一番きれいだけど)

 

2213Fによって運用に

ゆとりができたためでは思っています

 

2213Fが来た当初は

「なんで来たの?もしかして三河線直通特急するの?」

などと思いましたが、

運用にゆとりを持たせるためだったようです