名古屋市営バスの中で
コミュニティバス的存在である「地域巡回バス」
他の一般系統よりもバス停間の距離が短かったり
役所や病院などの施設を回るために
起終点間で見ると遠回りになるルートだったりと
かなり特殊な感じであるため、一般系統とは区別されています
(会計の行先が違うという点もありますが)
一般の乗客から見てもわかりやすかったのが
バスの前面に貼られた「地域巡回」の表示です
バス車両自体は一般系統と同じながら
地域巡回系統に充当される時のみ
このマグネットを掲出して差別化していました
LEDの行先表示が解読不明な写真でも
このマグネットのおかげで地域巡回運用だと
判別できるという利点もありました
しかし、最近になってマグネットの掲出が無くなり、
一般系統との差が無くなってしまいました
この写真の車両(NSF)は地域巡回系統を
主体として運用されていた車両だったので
ほぼ常時マグネットを貼付している状態でした
なので前面には跡が残ってしまっています
この車両を含むNSF車は
この春に除籍されてしまったので
非常にわずかな期間のみこの姿を見ることができました
一方、こちらは2019年度に大半の車両が除籍され
4台のみが残存するNMF車です
4台のみしか現存しないうえに、余命わずかということで
地域巡回運用に入りながらマグネットがないという
貴重な姿にこちらもなりそうです
そうなると、以前に開発したこの言葉・・・
「野並貼り」する対象がいなくなってしまい
流行らせる前に死語になってしまいました
残念