この駅の河原町方は写真のように開けているうえ、
カーブになっているので、それなりの写真が撮れます
が、右下の入口が全力で存在感を示しており、
ちょっと微妙なポイントといえます
このぽっかり開いた入口は
かつて使われていた学生専用の出入口です
今でも雲雀丘花屋敷では現役なようですが、
多くの駅でこのように閉鎖されてしまっています
ここで写真を撮っていると
誰かがのぞいてきそうで、ちょっと不気味です
写真では見えづらいですが、
奥の方に張り紙が残っているのも
妙にリアルです(←語彙力・・・)
さて、ここの駅に来ましたのは少し理由がありまして


小さいサイズのパタパタがまだ残っております
宝塚線メインだった私としてはあまり見慣れない形です
相川駅のような普通のみ停車の駅には
基本的にパタパタは装備されませんが、
装備されているものと思われます
系統が二つあるといっても、
どちらも各駅停車なので停車駅表示は不要
なのでこの小型サイズのものになったと思われます
さらに考察すると、この程度の表示しかしないのに
LEDの表示器はもったいないという判断で
未だにパタパタが残っているのではないかと考えられます
パタパタを置き換えているLEDの表示器だと
この駅ではかなり過剰な設備のような気がします
いずれはこのパタパタも置き換えることになるのでしょうが
あの大きなLED表示器になるのか
小駅に設置される、接近のみを知らせる1行のものになるのか
はたまた中間のものが開発されるのか・・・
気になりますね
そして、個人的に相川駅で外せないものが一つ
この「逆カント」です
前述の通り、河原町方は右カーブになっています
特急などは高速で通過する地点なので、
遠心力をいくらか打ち消すために、
線路に傾き(カント)が設けられています
この場合は左のレール位置が高くなります
しかし、待避線との分岐器がそのカーブ上に設置されています
高速で通過する列車が走る本線をきれいな形にするため、
どうしても待避線は合流地点で左カーブになってしまいます
というわけで、右カーブのためのカントが
待避線からの列車にとっては
左カーブの逆向きカントになってしまい、
元々の左カーブによる遠心力と
右の線路が下がっていることによる重力の分力で
本来、打ち消しあうはずの向きになるはずの2力が
同じ向きになってしまい、
車体が右方向に強く引っ張られます
なので、ここでスピードを出すと
遠心力が大きくなり、右方向に転覆してしまいます
なので待避線から出てくる車両は
ゆっくりと出てきて、
カーブを過ぎてから加速し始めます
もう一度この写真を
列車は左に曲がっているのに、
車体は右に傾いていることがわかると思います
(理系のくせに微妙な説明で失礼しました)