マルーンの部屋

東海、関西地方の鉄道とバスのブログ

基幹バスの任務を解かれたNS303、304

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基幹バス(基幹1号系統)の予備車だった、

鳴尾営業所所属のNS303、304号車が

いつのまにか、その任を解かれていまして

通常の一般系統用車両になっていました

 

そもそもこの2台が導入された名目は、

一般系統用車両の置き換えや増車ではなく、

古くなった基幹バス専用車両の置き換えの一部でした

 

置き換え対象の基幹バス専用車は10台でしたが

そのまま新品の基幹バス専用車を同数入れるのではなく、

専用車は8台のみの導入に抑えて

代わりに一般系統用車両ながら、

基幹バスの予備車としても使える車両を2台増備しました

 

それがこのNS303、304号車でした

 

これまでは基幹バスと一般系統車両が分かれていましたが、

この2台を緩衝材とすることで、

予備車の共通化を図ることができるようになりました

 

という理由によるものなので、高速1系統には運用されず

あくまで基幹バス専用車と一般車両の

共通車両という位置づけだったようです

 

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基幹バス予備車時代だった時の写真です

NS303号車の方は一般車両としての運用時、

NS304号車の方は基幹バスでの姿です

 

右側の写真だとよくわかると思いますが、

前面と側面に「基幹バス」と書かれたサボが挿入されています

 

基幹バス予備車と、フツーの一般車両との違いは

外観からではここしか違いがありません

 

左写真のように、一般系統に充当されている時は

通常の一般車両ではその位置に書かれている

ノンステップバス」という文字を表示させていました

 

というわけで基幹バスに充当されている時は

前面から「ノンステップバス」の文字が消えるわけですが、

彼らの後輩の基幹予備車両たちは

 

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このようにヘッドライトの上あたりに

ノンステップバス」の文字が入れられています

 

話を戻して・・・

 

で、基幹バス予備車としての任務をこなしつつ、

一般系統にも入っていましたが、

前述のように基幹予備車から外されていました

 

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もう一度先ほどの写真ですが、

前面と側面にあったサボ受けが外されています

 

前面からはきれいさっぱり無くなっていますが、

側面の方に、うっすら点々が空いています

サボを固定していた穴だと思われます

 

わずかながら名残が残っていました

 

次回はNS303、304からバトンを受けた

NS382、383号車の方について見てみたいと思います