名古屋駅の12・13線ホームで
名古屋貨物ターミナルへ向かう貨物を待っていたら
11番線にDE10がやってきました
このブログでも何回か登場しております、
レール輸送車、キヤ97をDE10が牽引してくる運用です
週に3日の運転(たしか)ですが、
これが愛知機関区所属DE10の唯一の運用となっています
(これに日車甲種が臨時で加わるくらい)
入線は12番線到着の快速みえと同じくらいで
架線の下をディーゼル車両が並走してやってきます
ディーゼルが並走するというのも
地味に貴重なシーンではないかと思います
快速みえを引き付けた感じでもう1枚
DE10の方がワンテンポ遅い入線でした
12番線は配線上スピードを出せず、ゆっくり入ってくるので
快速みえが抜けた後でも入線シーンを撮影できました
この日はキヤ97のいない単機での登場
行きに連れて行った帰りなのでしょう
1592号機の登板でした
切り抜き車番の比較的古い車両&
特徴的な車両がきてくれました
全国に大量に配属されたDE10が
段々と勢力を縮小していく中で
状態がよかったり、検査までに余裕のある機が
最後の砦のひとつである愛知機関区に集められました
この1592号機も長野に新製配属、すぐに新潟に異動
その後国鉄解体を挟んで30年以上もの間ずっと新潟で働き、
10年ほど前に長野に里帰り、一度東京の新鶴見所属を経て
およそ5年前ほど前に名古屋へやってきました
長野や新潟の寒冷地で長年働いてきたものの、
名古屋に来て晩年を過ごしています
寒冷地仕様というのを見たら転属歴があると想像つきますが、
その車両の転属の歴史を調べてみると
いろんなところを巡ってきているのだなとしみじみ思いますね
スノープラウはともかく、
旋回窓はさすがに名古屋では不要な気がします
逆に外が見えづらそうな気がしますが
普通の窓に交換しようという話に
なったりしなかったのですかね?
廃車になった車両から外してこれば
お金もかからずに済みそうですが
本来はキヤ97を連れているはずなので
名古屋駅で切り離しをする時間が取られています
令和の時代になって
さらにご丁寧に停車して撮影タイムまで用意してくれるという・・・
非常にありがたいことでございます
というわけでありがたく撮影させていただきます
ちょっと長鼻を強調してみました
前後で鼻の長さが3倍くらい違いますね
DE10らしさがよく出ています
ただ、同じ愛知機関区のDE10でも
向きが違う車両もいるので、その日の運用車両によって
どちらが先頭になるかが変わってきます
停車しているからこそ撮れる銘板も撮影します
昭和48年日本車輌製とあります
・・・・・47歳くらいですね
令和になってから昭和の年号を計算するのが
面倒になってきましたね(^-^;
DE10の特徴である3軸台車も撮影します
長鼻側にこの3軸台車、
短鼻側に普通の車両と同じ2軸台車がついています
後継となるDD200やHD300は
前後共に2軸の台車となっているので、
この3軸台車を見ることができません
なかなか3軸台車は整備がめんどくさくて
DD200やHD300では
強く意識して3軸台車をなくしたかったのだとか
最後はこのブログにしてはめずらしく
縦構図の写真で締めたいと思います