マルーンの部屋

東海、関西地方の鉄道とバスのブログ

近鉄1430系の車内を見る①

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近鉄大阪線の最東部の区間を走る

ローカル列車に充当される1430系でございます

 

通称、東ローカルと呼ばれる列車で

東青山から終点の伊勢中川までの東側の部分の

速達(急行)列車が通過する駅をカバーします

 

乗車率を見たらワンマン化されるのが妥当ですが、

長大な青山トンネルを通過することや

頻繁な速達列車の待避があるので

2両の普通列車なのにツーマンで運転されています

 

(同じく伊勢中川始発の賢島方面の普通は

特急が多い区間でも2両ワンマンなので

青山トンネルの存在が大きいのでしょうね)

 

というわけでワンマン非対応の大阪線系統車の

2両編成が充当されるわけですが、

2両編成車には「単独運転できない」編成があるらしく

・・・さすが近鉄、沼です(^-^;

それ以外の編成が充当されるようです

 

で、伊勢中川での折り返し時間に余裕がある上、

乗客もそんなに早くから乗ってくるわけでのないので

到着直後は車内に誰もいなくなっており

ゆったりと車内を撮影することができました(^^♪

 

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今回撮影したのは1441Fでございます

 

近鉄が沼だ!と言われる一つに

車両の形式がぐちゃぐちゃであることが挙げられますが、

その点で思いっきり近鉄沼に入る系列なので

ワタクシの勉強も兼ねて詳しく書いて行こうと思います

 

 

いきなり細かいところまで行くと難しいので

10の位までの「大きなくくり」と

1の位の「小さなくくり」(これが沼と言われる一因)に

分けてみていきたいと思います

 

まず、大きなくくりでいくと

三菱製GTO-VVVFインバータを積んで

近鉄標準車体を持つ2両編成という

グループといえる1430系に分類されます

 

最も形式が「沼」とされる、

2両編成でGTOーVVVFインバータを積んだ

グループの一員でございます

この中に4つの大きなくくりがあり、

1220系、1230系、1420系、1430系に分かれます

 

ここの4種類に限ると、百の位がVVVFのメーカー

(2が東芝、4が三菱)を表しており、

十の位が車体の形状

(3が近鉄標準車体、2が制定以前の車体)を表しています

 

わかりやすいですね

 

今回の1441Fは1430系に入るわけなので

前述のような説明になるわけです

 

続いて小さい方のくくりに行きますと

1430系の中では5つに分けられます

 

1430系・・・標準バージョン

1435系・・・補助電源装置SIV化(以下同)

1436系・・・台車ボルスタ化、滑走検知、踏面清掃装置搭載

1437系・・・1436系から滑走検知装置を省略

1440系・・・1437系のうち、名古屋線ワンマン対応車

 

相変わらずの細かさでございます('_')

 

で、今回の1441Fは1440系に入

・・・らないのがさすが近鉄(^-^;

 

この中で1440系以外の4つは

「先天的に」派生していった形式であるのに対し、

1440系は1437系から「後天的に」派生しています

 

どういうことかというと、1437系から

いくつかの編成にワンマン改造をして、

彼らを新たに1440系として独立させています

さらに、番号順に改造ではなく、飛び飛びなので

1440F以降の編成でも改造から漏れた編成は

1437系のままになっています

 

というわけでワンマン非対応の1441Fは

1437系に分類されるというわけです

 

ふう、つかれましたね(笑)

 

疲れちゃったので続きは明日にします('_')

「車内を見る」とか言って見ないまま①が終わります( 一一)

 

つづく