マルーンの部屋

東海、関西地方の鉄道とバスのブログ

211系の普通神領行き

 

 

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さて、今回の話題は1日数本しかない、中央西線普通神領行きです

 

皆様ご存じの通り、中央西線と関西線の電車の管理を

一手に担う神領車両区への入庫を兼ねた列車です

 

神領駅の一つ先には愛知環状鉄道名古屋市営バスとの接続駅であり

高蔵寺ニュータウンの玄関口でもある高蔵寺駅が控えており

基本的には高蔵寺行きが名古屋口の需要を担う最短系統となりますが

極々稀に高蔵寺まで行かない神領行きが設定されます

 

高蔵寺の人にとっては中津行き扱いですが

そもそも本数的に希少すぎるので気にも留められておりません(^^;

 

また、神領の車庫と名古屋駅の間の行き来を

この名古屋~神領の普通で行っているというわけではなく

ほとんどが回送(^^;

 

基本は回送での送り込みながら、

例外として普通列車で送り込んでいるという言い方が正しいですね

 

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という「例外扱い」のため、前面幕も用意されておらず

「普通」表示にしてごまかしています(^^;

 

「普通」表示は0番台ではよく見ることができますが

5000番台では意外と見られない表示です

 

朝ラッシュの終わりがけに運転されるこの列車は

221系4+3に313系8000番台をひっつけた

「格差列車」10両編成が充当されます

 

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この日は211系5000番台の

先頭車トップナンバーが組み込まれておりました

 

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5000番台は基本的に同じ仕様ですが

側面の方向幕はちょいちょい揺らいでおり、3種類

 

初期の車両は日本語と英語が切り替わるオレンジ色のLEDタイプ

緑とか赤が出るわけではなく、オレンジしか出せないようです

 

編成の組み換えによって名古屋地区では

比較的3両編成車に多めに組み込まれています

 

5000番台の中でも古めなことに加えて

3両編成車は211系以外でも中央西線系統で唯一の

トイレ無し編成であることや奇数編成は使いづらいことから

早めに退役するような感じがいたします

 

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で、次のタイプがこちら

さすがに30年前にLED表示器は時期尚早だったようで

幕に先祖返りしました

 

ただ、LEDで落成した車両は今に至るまでそのままで

幕に換装されるといったことはなく、

幕車とLED車の交じった編成もフツーに存在しています

さすがJR東海ですね、途中での改造を嫌います(。-`ω-)

 

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で、最終形態がこちら

一番無難な形に戻りました(^^;

 

LED→幕→デカ幕と、知らなかったら絶対にわからない

変遷をたどりまして(笑)製造されております

 

また、トイレ付き車両を4両編成にする一方、

トイレ無し車両を3両編成にするという企画を

製造途中に始めたために、編成組み換えを行う必要があり

幕の種類が混在した編成が多くあります

 

ちなみにトイレ付きの車両は後期に製造されたため

トイレ無し3両に多い初期LED幕車に対して

デカ幕の車両は4両編成に多く組み込まれています

 

この日の神領行きには3種類全部が入っていました(^^;

1回で全種類の「神領」幕をコンプできました♪

 

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おまけで後ろに付いていた313系8000番台も

 

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中央西線の一般車両で最も長距離向けの車両が

最短距離の列車に就く姿でございます

 

この子も今後中央西線から追い出されることが確定しており

どうなるのか注目ですね