マルーンの部屋

東海、関西地方の鉄道とバスのブログ

JR西日本681、683系はどうなる?

今回は北陸新幹線敦賀開業後の北陸向け特急車の動向について

今更ながら予想してみたいと思います

(さんざんされてきたネタですが)

 

f:id:marunkun:20200426144615j:plain
f:id:marunkun:20200426144619j:plain

 

まず、北陸新幹線金沢開業前には大きく分けて

 

越後湯沢ー金沢の「はくたか

JR西681系、北越急行681、683系

 

名古屋、米原ー金沢、富山方面の「しらさぎ

JR西683系

 

大阪ー金沢、富山方面の「サンダーバード

 JR西681、683系

 

の3つの系統がありました

 

新幹線により、はくたか区間

サンダーバードしらさぎの金沢以東が廃止

(和倉温泉直通は一部残る)されました

 

これによって、しらさぎ用683系が

全て北近畿方面とくろしお用に転出し、

しらさぎサンダーバード短縮&はくたか廃止によって

余剰となった681系と

北越急行から買い取った681、683系を

使用する形に改められました

(681系は全車、683系は北越車のみ160㎞/h対応)

なお、一部の681系は

そのままサンダーバード用として残っています

 

現時点(新幹線金沢開業)で

サンダーバード      

JR西の683系、一部のJR西681系(増結車のみ)

 

しらさぎ         

JR西の681系、元北越急行車の681、683系

 

北近畿系統、くろしお   

JR西の元しらさぎ車683系(289系に車番変更)

 

となっていますが、

しらさぎから転用の北近畿系統の一部の車両は

サンダーバードの好調を受け、サンダーバード用に復帰しています

 

ここから、新幹線が敦賀までできた場合、

しらさぎの廃止はほぼ確実ではないかと思われます

残ったとしても、米原発着はありえないでしょう

 

新快速用223系によるリレー号で

敦賀米原は十分だと思われます(座席指定はあるかも)

そして、捻出された681系は廃車かと思われます

 

きれいに見える681系ですが、

鋼製(683系はアルミ製)であること、

 

豪雪地帯での160㎞/hの

過酷な走行などかなり厳しい状況で

30年近く走ってきたので相当お疲れだと思われます

 

また、サンダーバード用681系と異なり、

リニューアルを施工していないことも

廃車を見据えているからかと思われます

 

サンダーバードも列車として全廃とまではいかなくとも

敦賀~京都、大阪間は新快速と言う選択肢も

一部の旅客にとっては現実的になり、

減便、減車は確実と思われます

 

現在サンダーバードしらさぎ用車両で運転されている

能登かがり火も運用独立して金沢に置かれることでしょう

(おはようおやすみEX、ダイナスターは廃止か)

 

681系は廃車になるとして

捻出された683系のサンダーバード編成は

3、6、9両編成ですが、

 

大阪ー敦賀間の「新サンダーバード」含め、

JR西のどの在来線特急も9両固定はいらないと思われるので、

3両1ユニットであることを生かして、

9両編成の中間車を抜いて3、6両に組み直して

 

オーシャンアロー283系を置き換えるのも

一つの選択肢かと思われます

 

287系、289系(元683系)の

非振り子車に一本化する目的で

683系の転用、283系の廃車の可能性もあります

 

これだけでは余るのでもったいない

そこで全車指定ライナーの新設を提案します

現在、一部の新快速で試験運行中の

Aシート車の発展として(網干)姫路ー大阪ー米原間の

座席指定列車を作り、そこに683系を投入

 

特急にしないことによって、手軽に乗れるようにすると

(JR東日本の方針とは逆行しますが・・・)

新快速の混雑緩和にも資するのではないかと思います

 

一部は敦賀からの「新サンダーバード」と直通させてもよいかと

(しかし、彦根近江八幡南草津の需要も大きく捨てがたい)

 

これは、首都圏に後れを取っている

着席サービスを大きく進歩させることができると思います

 

このように683系という素材を

JR西日本の資源として使えると思います

まだ捨てるのはもったいない

これからの683系が楽しみです

一鉄道ファンとして有効に使われることを願っています

 

 

(追記 2021・1・14)