東名ハイウェイバスとは
東京ー(静岡)ー(浜松)ー名古屋
を結ぶJR高速バスです
JR東海バス、JRバス関東、JRバステックが
運転しています
東京―大阪ほどではありませんが、
なかなか複雑なので、特集しました
種別は直行、超特急、特急、急行があります
種別ごとに解説していきます
直行はその名の通り、東京都内を出ると
名古屋駅まで停まりません
基本的にすべて新東名経由で
「新東名スーパーライナー」と呼ばれます
2階建てバスの充当率が高いです
うち、1往復は新宿を経由します
また別に1往復のみ、臨時便があり、
こちらは「東名スーパーライナー」として、
東名経由で名古屋市内各所にも停まります
東名高速を通る唯一の直行便でレア度が高いです
バステックが1往復、
関東が5往復(上り1本のみ新宿経由)
東名経由臨時便含めた残りが東海担当です
また、多くは夜行便と組み合わせての運用です
東海担当の2階建てにスカニアが入るようになったので
楽しみが増えました
次に来るのが超特急
①東名高速経由で、東京ー名古屋間の主要停留所に停車
「スーパーライナー」と呼ばれます
2階建ては充当されません
先述の「東名スーパーライナー」とは異なるので
注意が必要です
直行と同じ3社の運行で
バステックが1往復、
関東が下り3本、上り2本です
(差は中央ライナーで吸収 後述)
残りが東海のうけもちです
②東京ー静岡間に1往復あり、
東名静岡停まで、名古屋行きの超特急と同じ
停留所に停まる速達便です
後述の特急と同じ「東名ライナー」と
名づけられていますが、
号数は東京ー静岡の急行との
通し番号となっています
種別は超特急、名前は特急、号数は急行という
地味におもしろいことをしています
朝の上りと夜の下りです
かなり例外的な運用で
東海が担当しています
次は、特急
写真がなく、恐縮です
「東名ライナー」と呼ばれ、
東京ー浜松を5往復
静岡まではほぼ超特急と同じで
急行がいなくなる静岡から浜松まで
各駅に停まるスタイルです
区間超特急プラスαといったところです
全便東海の担当です
最後に急行です
名前はシンプルに「東名」
東名102号などと呼ばれます
①東京ー静岡で6往復
各駅に停まりますが
他の上位種別がほぼすべて休憩する
足柄SAを通過するという男らしさも・・・
1往復のみなぜかバステックが担当します
残りは東海ですが、短距離ということもあり、
古い車両の4列スタンダードシートの
運用率が高めです
②静岡ー名古屋の1往復
朝の名古屋行きと夜の静岡行きです
東海の静岡支店の運用で、こちらも
古い車両が来やすい運用です
静岡―浜松は特急が各駅停車ですが、
そこから先は、各駅便はこの1往復のみで、
東名ハイウェイバスはこの1往復のみという
停留所も存在します
三ケ日など夜は重大な役割なのに・・・
こんな感じで、名駅には1往復の
貴重な急行便を除いて、
超特急、直行のみという
種別のインフレが起きています
東京に行ったときは特急や急行も
撮影しておきたいなと思いますが、
東京のコロナが終わるのは
いつになることやら・・・
参考
東京ー名古屋間の昼行JRバスは
他に、中央道を経由する
中央ライナー名古屋号が2往復あり、
下りの1本のみ東海、
残り3本は関東の担当です
こちらは特に種別は設定されていませんが、
所要時間は超特急+1時間くらいで、
おおよそ東京ー名古屋間の急行と
(東京ー静岡、静岡―名古屋を足し合わせて計算)
変わらないくらいです