マルーンの部屋

東海、関西地方の鉄道とバスのブログ

名鉄100系、200系を調べてみる

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地下鉄鶴舞線直通用として作られた

20m4ドア車の名鉄100,200系です

 

6両×9編成と大した両数でもないのに

6両化での増結車組み込み、路線延長による追加製造で

なかなか難しくなっています

 

なので、勉強を兼ねてまとめてみたいと思います

 

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まず、1次車の2編成と2次車の3編成です

(101F~105F)

 

内装に多少の変化がありますが、大差ありません

6000系準拠で安定の抵抗制御です

 

外国人が来るなんて想定外と言わんばかりの細幕

なんとかなりませんかね

 

3,4両目のみは後から製造、挿入されたので、

VVVF-GTO制御です

幕も太幕になって英字表記も入りました

 

よって、抵抗制御4両の間に

VVVF-GTO制御が2両組み込まれるという

近鉄なみの編成が誕生しました

 

 

 

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3次車の1編成です

(106F)

 

6800系準拠の回生ブレーキ付き

界磁添加励磁制御に進化しました

 

細幕も廃止 反省したみたいです

 

こちらも同じく

3,4両目は後から製造、挿入されたので、

VVVF-GTO制御です

 

 

よって、こちらは界磁添加励磁制御4両の間に

VVVF-GTO制御が2両組み込まれるという編成

さっきほどのインパクトはありませんが

そこそこ無理した編成が誕生しました

 

 

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さらに増備されましたが、

3桁の車番に加えて、2桁目が号車指定縛りが

あったため、200番台に移行しました

 

が、100系のままです

東急みたいな感じですが・・・ね

おとなしく4桁にすればよかったのに感は否めません

 

4次車の4編成です

(201F~204F)

 

車番は大幅に変わったものの

主なところは3次車と変わらず

6800系準拠の回生ブレーキ付き

界磁添加励磁制御

 

 

同じく

3,4両目は後から製造、挿入されたので、

VVVF-GTO制御です

 

 

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最後に205Fが増備されました

6両化後に増備されたので、

唯一の6両全車が同い年、

唯一の6両全車が同じ制御方式という

 

当然のはずの組成なのに

オンリーワンの編成です

 

そのため、この編成だけ区分して

200系と呼ばれます

車番とは関係がなくなってしまいました

 

他の編成に中間増備車が組み込まれた後の製造なので

3500系基準のVVVF-GTO制御です

 

この編成のみ車内案内表示器も搭載しています

(3500系未更新車と同じもの)

 

 

まとめると

 

100系

 101~105F(抵抗+GTO+抵抗)

 106、201~204F

    (界磁添加+GTO+界磁添加)

200系

 205F (全車GTO)

 

なかなか複雑です

 

 

と、思ったら、リニューアルで

抵抗制御の全車(101~105Fの両端4両)が

まさかのリニューアル

VVVF-IGBT化されてしまいました

 

さすが名鉄というべきか

中間のVVVF-GTOの車両は対象外

 

よって

 

101F~105Fは

IGBT+GTO+IGBT

という2種類のVVVFインバータを持つ

編成になりました

 

結局、全車回生ブレーキ付きにはなったものの、

6両全ての制御装置がそろうことにはなりませんでした

 

 

205Fの1本以外は

車番と形式もずれていたり、

編成内で制御方式が大幅に違ったり、

なかなか面白いです

 

異なる制御方式の車両の間近くに座っていると

複数の音が聞こえてきて楽しいです

 

特に、界磁添加励磁制御

VVVF-GTO制御は大きく違うので

わかりやすいかと思います

 

 

彼らはリニューアルされたことからも

今後しばらくは異なる音を

地下線で響かせながら

活躍しそうです