稲沢駅のホームから
隣接する愛知機関区の機関車が見られますが
今回はそこで撮ったEF64の側面を
現在のEF64の運用範囲では運用中に
方向転換することはありませんが
機体ごとに向きが異なっており、
運が良ければ一度に両方の側面を撮ることができます


大宮更新色基本形の両側の側面です
EF64はほぼ同世代で平坦地用のEF65と
間違えられることもよくありますが
側面は大きく異なり、大きな換気口が目立ちます
ただ、大宮更新色ではこの大きな換気口が見事に
塗装で目立たなく処理されており、スマートさを出しています


EF65では上下方向に窓と換気口が分離されている形ですが
EF64では左右方向に分離されている形で対照的です
側面だけで見ると意外と似ていないものです
続いて大宮更新色の変形版のJRFマーク無しです
1027号機と1030号機だけの少数派で
これから先にも追加されることはなさそうなので
後にも先にもこの2両だけになりそうです
基本は大宮更新色ですがJRFマークが無くなり
少し間延びしてしまった感じです
そもそもJRFマークがあること前提の塗装ですからね
これなら紺色の山をもう少し右に伸ばしても
よさそうな感じがします
続いてみなさまお待ちかね、広島更新色です
あと1046号機1台のみとなり、
EF64の中だけでなくJR貨物の機関車の中でも
かなり注目度の高い1台となっていますね
大宮更新色と似ている前面とは異なり
側面はほぼ紺色一色となっています
排気口の部分は大宮更新色と同じ紺色ですが
大宮更新色より目立つ感じがしますね
乗務員室ドアに塗られた広島更新の証である黄色と
下部に入った白線、白色のJRFマークが
アクセントになっています
EF65-2127のようにEF64も
広島更新色が残らないかと期待されていますが、
自分はこのJRFマークの存在が大きいと思います
JRFマーク抜きの広島更新色は
なかなか間延びしてしまった塗装となり
今のカッコよさに及ばないのではないかと
最後にEF64の原色車を
いかにも「山の古豪」といった感じです
必要最低限のJRマークだけで
JR化初期の雰囲気が感じられます
この写真は全検明けで帰ってきた車両のもので
「昔ながら」を感じられながらも
屋根上のシルバーの機器類や
黒色に塗装された足回りから「美しさ」も感じられます
これからは原色車が増えてくるので
少しでも多くこの「美しい」車両を撮れるといいなと