現在の名古屋市営バスで2両だけ
「廃油」を原料にしたバスが存在します
その車両は平成16年式の日産ディーゼル車です
以前はラッピングで大きくアピールしていたようですが
現在は一般塗装に戻された上で、
側面と後面にステッカーが貼付されています


一般家庭から集めたてんぷら油を加工して
軽油の代わりの燃料とする仕組みです
小ぶりのステッカーなので
ちょっとインパクトは薄めです


対象はNN34、35号車で
両車とも稲西営業所に配属されています
現在では最古参の大型車になる車両で
今年度中の引退が予想されています
自分が見た感じでは栄ー稲西車庫の栄24系統、
栄―新大正橋西の幹栄2系統での運用が
多いような感じがしますが、金山でも見たことがあり
稲西営業所担当の路線で幅広く使われているものと思われます
ただ、重要な問題として
比較的車庫で寝ている割合が高い印象です
他の車庫でも古参車となった平成16年式のNNは
車庫で寝ている確率が高めですが、
この廃油燃料車はさらに高めな気がします
(わたしが嫌われているだけかも・・・)
車両が多く出てくる朝ラッシュ時ならば
確率は高まると思いますが、
土日や昼間なら車庫を狙う方がいいように思います
稲西はかなり見渡しやすい車庫ですので
こんな感じで車庫の端っこで寝ていることが多いですね
(まあ、はっきり言って車庫狙いがおすすめです)
なので動いているシーンを見かけたら
引退も近づいているので撮ることをおすすめします


ちなみに同じ年式の車両は稲西車庫にもう2台おり、
連番のNN36、37がいます
こちらは通常の軽油で走っており、
他の車両と異なるところはありません
これも個人的な印象ですが、廃油燃料車よりも
見る機会が多いような感じです
それにしても初期のLED行先表示の車両は
撮りづらいですね
廃油燃料車に限らず、この年式の車両たちは
今年度での引退が予想されており、
車番に関わらず撮影しておくことをおすすめしますが、
登板機会が少なめな廃油燃料車は
より注目すべきだと思います
また、この後継となる廃油燃料車が出てくるのか
これにも注目です