マルーンの部屋

東海、関西地方の鉄道とバスのブログ

南海電車を見る②

①から続きます
marunkun.hatenablog.com

  

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各停、金剛行きに充当される6300系です

 

南海は普通電車のことを、本線では「普通」と呼びますが

高野線では「各停」と呼ぶという違いがあります

関西の私鉄で「各停」が正式な名前なのは

ここくらいでしょうか?

 

それにしても「各停、河内長野行き」と書くのも

すごい違和感が・・・

 

いつもだったら「急行梅田行き」や「普通大垣行き」

などと書きますが、書きなれない「各停」だと

ついつい句点をつけてしまいます

 

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各停、河内長野行きに充当される6200系です

 

今回の”南海集中特訓”を行うにあたり、少し勉強したのですが

6200系には大きく2種類があり、

平ぺったい顔をした、本来の6200系と

額縁顔をした、8200系からの編入組があるようです

こちらは額縁顔なので編入組のようです

 

この「編入組」の6200系は

界磁チョッパ制御車両として落成したものの、

リニューアルによりVVVF(IGBT)制御に更新

 

同じくリニューアルでVVVF化されていた

6200系と同性能になったので、

編入されたという形のようです

 

界磁チョッパからIGBT-VVVFに

更新されたところは阪急7000系アルミ車と同じですね

まだまだ使い倒すというところでしょう(^^♪

 

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でもって、こちらがホンモノの6200系です

額縁がない分、平ぺったい顔です

ここまで平ぺったいと

中間車から改造された感もありますね(^^;

 

 前述の通り、VVVF化改造された車両なわけですが

なんとこの車両、本来は抵抗制御・・・

 

抵抗制御の車両がVVVF化改造されるというのは

なかなかすごい(';')

 

塗装の不要なステンレス車

早々と導入していたこともポイントでしょうか

阪急でもVVVF化改造の基準は

鋼製車かアルミ車かの違いですからね

 

ほかの古い車両が多いので、影に隠れてはおりますが、

この車両もそろそろ車齢50年

 

50歳の車両がVVVF制御ということで

ここまでむちゃくちゃだと、

一体いつまで使うのか、てんで予想できませんね

 

VVVF(それもIGBT)制御の車両を

あと10年で捨てるのはもったいない気がしますが

かといって、60年以上車体を使い続けるのは

さすがにまずそうな気もするし・・・

 

古い6000系に目が行きがちですが、

6200系に南海の本髄があるような気がします

 

 

つづく