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第7走者 <岩国16:41→下関19:55>
3339M 普通 下関行き JR西日本115系
岩国でも駅スタンプとコレクション用入場券の収集を終え
再び西へ向かいます
やってきたのは真っ黄色の115系
赤穂から福山まで長時間乗って以来の115系です
岡山、広島、下関の各所属の115系は
所属ごとで分かれているとはいえ、
姫路から下関まで股に掛けたぐちゃぐちゃな運用をしていましたが
広島が227系に統一されるにあたって明確に線が引かれ
岡山の115系は三原以東、下関の115系は岩国以西と
それぞれ227系の陣地である広島地域には入らなくなりました
下関の115系は比較的新しい3000番台で構成
4両固定編成のみと、かつての広島からは想像もつかない
非常にシンプルな形で残存しております
(ほかにワンマン対応の2両編成があり)
新山口までは227系が侵入してくることがあるものの
岩国以東は今でも基本的に115系3000番台の独壇場です♪
さっきから3000番台と連呼していますが
115系の中でも後期組にあたる3000番台は異色で
117系に倣った2扉転クロ車となっています
大阪の新快速用としてデビューしたことからも
働きとしては大都市近郊型用の113系に近いもので
113系の豪華性能向上版とでも言えるでしょう
それを勾配線区でも使える115系仕様にしたものが
115系3000番台というわけです
ただ、117系のようなオリジナルの顔ではなく
顔は113系や115系と同じ貫通扉付きの顔
ぱっと見は普通の113系や115系ながらも
2扉車で転換クロスシート装備と117系に近い感じになっています
115系の中でも新しい方の車両であること
&弱点とされる2扉も岩国以西閉じ込めなら問題ないことから
下関所属で今も主役級の活躍をしていることと思われます
せっかくならとモーター音が聴けるモハ車に乗車
ずらーっと並ぶ転クロには1人ずつ、
あぶれた人たちは相席を避けてロングシートに座るというのが
当地の傾向のようで、下関までそんな感じでした
岩国を出てしばらくすると段々暗くなってきて
人の少ないローカルな駅に停まる度に、旅情を誘います
由宇、柳井と広島あたりでも行先に時々出てくる
ちょっとした拠点駅がいくつかおきに出てきて
数人ずつ乗り降りがあるものの、他の駅では非常に少なく
誰も乗り降りしない駅もいくつか見受けられました
山陽本線で30分~1時間おきに走っていても
小駅においては厳しいものがあるようです
名古屋から地図を見るだけでは同等の山陽本線ローカル線区間に思える
岡山周辺とここらでは、大きく違いがありました
新幹線も停まる徳山で部活帰りと思われる高校生たちが乗車
車内が一気ににぎわい、座席は埋まって立客も出るほどに
これまで私が独占していた車端部のボックス部分も
岩国以来初めて他の人が座りました
岡山周辺での大混雑はさすがに閉口ですが、
やっぱりそれなりに賑わっていた方が気分はいいものです♪
ただ、その一時のラッシュも5駅先の防府で終了
学生たちが一斉に降りていきます
防府から乗ってきた人もそれなりにいたものの、
さらに3駅先の新山口でそれ以上に降車
時間が遅めになってきたこともあり、
新山口出発時点ではもうスカスカ
1両に数人というレベルになってきました
その先の厚東、宇部、小野田、厚狭の
私でも知っている駅が4駅続いたものの
そこまでの乗客がいるわけでもなく・・・
多少増えたかな程度で下関へ向かいます
新幹線接続の新下関でちょいと乗車があったことで
2列に1人くらいの乗車に持ち直して?
列車は岩国以来3時間の長駆を終え、終点の下関に到着しました
神戸から山陽本線に乗り続けてきましたが
(相生~西岡山は乗れていませんが)
露骨に東高西低が現れた路線だと感じました
広島の都市圏では盛り上がりがあるものの
それ以外は地道な地域輸送という印象
ただローカル区間においても、岡山以東の部分、
岡山~広島、広島以西で分けると大きな違いがありました
特に広島以西のローカルに当たる岩国から先は
新幹線駅を小さな核に、数駅に一つの中心駅で何人か
ほかの小駅では誰も乗らないといった感じで
山陽本線自体がなくなることはあり得ませんが
このローカル輸送だけを切り取ると厳しいものを感じました